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ヒト歯根膜細胞の増殖分化のEGF,低酸素,メカニカルストレスに対する応答性と,それに伴うMAPKの選択的活性化

研究報告コード R013000084
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 松田 尚樹
  • 森田 直子
  • 松田 和子
  • 渡邉 正己
研究者所属機関
  • 長崎大学アイソトープ総合センター
  • 長崎大学医学部原研放射
  • 科学技術振興事業団 長崎研究室
  • 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科放射線生物学研究室
研究機関
  • 科学技術振興事業団 長崎研究室
  • 長崎大学アイソトープ総合センター
報告名称 ヒト歯根膜細胞の増殖分化のEGF,低酸素,メカニカルストレスに対する応答性と,それに伴うMAPKの選択的活性化
報告概要 本研究では,骨芽細胞様性質を有するヒト歯根膜細胞にメカニカルストレス,増殖因子EGF刺激あるいは低酸素ストレスを与え,細胞の増殖性,骨性分化及び3種のMARK,すなわちERK1/2(extracellular-related kinase),JNK/SAPK(c-Jun N-terminal kinase / stress activated protein kinase),p38の活性を調べた。細胞増殖はEGF 10ng/mlの刺激あるいは低酸素ストレス(5%O2-41.5mmHg)により促進され,機械的伸張ストレス(9% strain-6 cycle/min)により抑制された(図1)。逆に,細胞の骨性分化を示すALP活性は機械的伸張ストレスにより上昇し,EGFと低酸素ストレスにより低下した(図2)。EGFと低酸素ストレスはERK1/2を一過的に活性化させ,一方メカニカルストレスはJNK/SAPKを持続的に活性化させた(図3)。P38にはこのような変化は見られなかった。本細胞の増殖と骨性分化にはERK1/2とJNK/SAPKが選択的に関与していることが分かった。
画像

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研究分野
  • ホルモン・サイトカイン・生理活性ペプチド一般
  • 細胞分裂・増殖
  • 細胞膜の受容体
  • 歯の基礎医学
関連発表論文 (1)N. Matsuda, N. Morita, K. Matsuda and M. Watanabe: Proliferation and differentiation of human osteoblastic cells associated with differential activation of MAP Kinases in response to epidermal growth factor, hypoxia and mechanical stress in vitro, Biochem. Biophys. Res. Commun., 249, 350-354 (1998)
研究制度
  • 共同研究等促進事業、長崎県「動植物細胞におけるストレス応答機構」/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 松田 尚樹,森田 直子,松田 和子,渡邉 正己. ヒト歯根膜細胞の増殖分化のEGF,低酸素,メカニカルストレスに対する応答性と,それに伴うMAPKの選択的活性化. 共同研究等促進事業 長崎県 共同研究支援プロジェクト “動植物細胞におけるストレス応答機構” (平成7~平成11年度) 研究成果報告書,2000. p.359 - 370.

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