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UV照射後の選択的MAPK活性化における酸素の役割

研究報告コード R013000085
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 松田 尚樹
  • 堀川 美和
  • 王 立紅
  • 吉田 正博
  • 岡市 協生
  • 奥村 寛
  • 渡邉 正己
研究者所属機関
  • 長崎大学アイソトープ総合センター
  • 長崎大学薬学部放射線生命科学
  • 長崎大学薬学部放射線生命科学
  • 長崎大学アイソトープ総合センター
  • 長崎大学医学部原研放射
  • 長崎大学アイソトープ総合センター
  • 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科放射線生物学研究室
研究機関
  • 長崎大学アイソトープ総合センター
報告名称 UV照射後の選択的MAPK活性化における酸素の役割
報告概要 本研究では,異なる酸素ストレス量がMAPキナーゼ(MAPKs)の活性化及び細胞応答性に与える影響について検討した。通常の酸素環境(normoxic,20%O2)で培養したヒト胎児由来正常細胞(HE49)にUV-C(254nm;16J/m2)を照射すると,30分で細胞内酸化状態(redox level)が上昇した。それに対して,抗酸化剤である N-acetyl-L-cysteine(NAC)存在下,あるいは生理的低酸素環境(hypoxic,5%O2)で培養した細胞では,UV-C照射による細胞内酸化状態の上昇が抑制された。MAPKsの中では,ERK1/2(図1)とKNK/SAPK(図2)がUV-Cにより活性化した。このうちERK1/2活性は細胞内酸化状態によって影響を受けなかったが,JNK/SAPK活性はNAC存在下あるいはhrpoxicな環境では顕著に抑制された。さらに,NAC存在下あるいはhypoxicな環境ではUV-C照射によるアポトーシスが抑制され,細胞生存率の上昇が見られた(図3)。
画像

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研究分野
  • 細胞・組織培養法
  • 生物学的機能
  • 細胞膜の受容体
関連発表論文 (1)N. Matsuda, M. Horikawa, L.-H. Wang, M. Yoshida, K. Okaichi, Y. Okumura and M. Watanabe: Differential activation of MAP kinases in response to UVC radiation under different oxygen tensions, submitted.
研究制度
  • 共同研究等促進事業、長崎県「動植物細胞におけるストレス応答機構」/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 松田 尚樹,堀川 美和,王 立紅,吉田 正博,岡市 協生,奥村 寛,渡邉 正己. UV照射後の選択的MAPK活性化における酸素の役割. 共同研究等促進事業 長崎県 共同研究支援プロジェクト “動植物細胞におけるストレス応答機構” (平成7~平成11年度) 研究成果報告書,2000. p.371 - 384.

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