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真珠貝精液の凍結保存技術の開発

研究報告コード R013000100
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 鬼木 浩
  • 楢原 邦臣
  • 藤田 文
研究者所属機関
  • 田崎真珠(株)
  • 田崎真珠(株)
  • 田崎真珠(株)
研究機関
  • 田崎真珠(株)
報告名称 真珠貝精液の凍結保存技術の開発
報告概要 アコヤガイ精液の凍結保存技術の開発にあたっては,まず浸透圧の観点から,最適希釈液の検討を始め,DMSO濃度,その平衡時間,冷却速度,予備凍結温度,最終凍結温度,融解,融解後の生存率及び受精能力について研究を進めた。その結果,10%DMSOを含む2/3人工海水中で,毎分9℃の冷却速度で-70℃まで冷却した後(図1),液体窒素中に浸漬し,凍結保存後速やかに取り出し,25℃の2/3海水中で融解する方法によって高い受精率(92.2%)が得られた(図2)。この方法で得たアコヤガイ幼生を30日間飼育した結果,生存率・成長に異常は認められなかった。さらに,35日間液体窒素中に保存した凍結精液を用いて,アコヤガイ種苗生産に初めて成功した。また,その生産量は80万貝で現在も順調に生育中であり,現場で充分応用できる技術であることが明らかになった。走査型電子顕微鏡によるアコヤガイ凍結精子の形態に関する知見も得られた(図3)。
画像

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研究分野
  • 生体の顕微鏡観察法
  • 動物に対する影響
  • 生殖生理一般
研究制度
  • 共同研究等促進事業、長崎県「動植物細胞におけるストレス応答機構」/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 鬼木 浩,楢原 邦臣,藤田 文. 真珠貝精液の凍結保存技術の開発. 共同研究等促進事業 長崎県 共同研究支援プロジェクト “動植物細胞におけるストレス応答機構” (平成7~平成11年度) 研究成果報告書,2000. p.635 - 641.

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