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微小管プラス端における癌抑制遺伝子APC蛋白とAPC結合蛋白EB1の動態

研究報告コード R013000137
掲載日 2005年2月22日
研究者
  • 清末 優子
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 微小管プラス端における癌抑制遺伝子APC蛋白とAPC結合蛋白EB1の動態
報告概要 細胞における微小管ネットワーク構築の制御機構の解明を目的として,様々な条件下における微小管の観察を行った。微小管の挙動が細胞の異なる領域において異なった制御を受けていることを確認し,次に,微小管の挙動を制御する分子として,微小管安定化能を持つ癌抑制遺伝子産物APCタンパクに注目した。APCの細胞内局在に関してはあまり研究が進んでいなかった。そこで,APCにGFPを融合してその動的局在を観察し,APCは細胞の先導端においてのみ微小管プラス端に濃縮するという,MAPsとして非常にユニークな挙動を示すことを明らかにした。さらに,APC結合タンパクとして同定されていたEBlが,APCとは異なる機構により微小管の伸長端に濃縮する事を明らかにした。それらの詳細な観察結果から,微小管の先端に特異的に局在するAPCやEBl(図1)が,微小管のsearch and captureに関わる重要なタンパク質であり,さらに,それらのタンパク質の機能阻害による微小管の配向異常が細胞の癌化に関与する可能性が示唆された。
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研究分野
  • 生物学的機能
  • 細胞生理一般
  • 細胞構成体一般
  • 細胞構成体の機能
  • 腫よう学一般
関連発表論文 (1)Mimori-Kiyosue, Y., N. Shiina, and S. Tsukita. 2000. Adenomatous polyposis coli(APC) protein moves along microtubules and concentrates at their growing ends in epithelial cells. J. Cell Biol. 148:505-518.
(2)Mimori-Kiyosue, Y., N. Shiina, and S. Tsukita. 2000. The dynamic behavior of the APC-binding protein EB1 on the distal ends of microtubules. Curr. Biol. 10:865-868.
(3)Mimori-Kiyosue, Y. and S. Tsukita. 2001. Where is APC going?. J. Cell Biol. in press.
(4)清末優子,月田承一郎.2000.微小管伸長端局在タンパク質と細胞極性.細胞工学.19:1774-1780
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、月田細胞軸プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 清末 優子. Dynamic behavior of APC(adenomatous polyposis coli) protein and APC binding protein EB1 at the plus ends of microtubules.. 創造科学技術推進事業 月田細胞軸プロジェクトシンポジウム要旨集(研究期間:1996-2001),2001. p.17 - 34.

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