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Nax チャンネルの塩分摂取行動中枢制御における役割

研究報告コード R013000155
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 渡辺 英治
研究者所属機関
  • 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所
研究機関
  • 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所
報告名称 Nax チャンネルの塩分摂取行動中枢制御における役割
報告概要 cDNAの同定以来,チャンネル特性,生理機能共に全く不明であったNax(Nav2)イオンチャンネルの機能解明を目指して遺伝子欠損マウスを作製した。遺伝子欠揖マウスは一見正常に発生,成長した。中枢神経系におけるNaxの遺伝子発現を調べたところ,脳弓下器官,終板脈管器官といった脳室周囲器官等に特異的な発現が観察された。脳室周囲器官はアンギオテンシン2や血中浸透圧,塩濃度の受容部位であり,食塩摂取行動を制御している中枢性感覚器とされている。そこで塩分摂取に関する行動解析を遺伝子欠損マウスに対して行った結果,絶水及び食塩飢餓状態において高張塩水の異常な摂取行動が観察された。c-fosタンパク質の発現を目安に,絶水状態下にある動物の中枢神経系における神経細胞活動レベルを調べたところ,脳弓下器官および終板脈管器官に選択的に神経活動の異常な亢進が観察された。すなわち,Naxは,脳室周囲器官の神経細胞の活動制御に直接的に関与しており,塩分摂取行動の中枢制御に重要な働きをしていることが示唆された。
研究分野
  • 生物学的機能
  • 遺伝子操作
  • 中枢神経系
  • 発生と分化
  • 神経科学一般
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、脳を知る/研究代表者 野田 昌晴(岡崎国立共同研究機構)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 渡辺 英治. Nav2チャネルの生理機能. 戦略的基礎研究推進事業 研究領域「脳を知る」のシンポジウム “脳神経科学の最先端/Trends in Neuroscience at the Millennium” [プログラムおよび講演要旨],2001. p.2 - 2.

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