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小脳プルキンエ細胞におけるGABA応答制御の分子機構

研究報告コード R013000157
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 平野 丈夫
研究者所属機関
  • 京都大学大学院理学研究科
研究機関
  • 京都大学大学院理学研究科
報告名称 小脳プルキンエ細胞におけるGABA応答制御の分子機構
報告概要 小脳皮質プルキンエ細胞でみられるシナプス可塑性として,興奮性シナプスでの長期抑圧と抑制性シナプスにおけるGABA応答の脱分極依存性増強が知られており,両者は運動学習に寄与すると推測されている。後者は脱分極によるカルシウムイオン流入により,カルモジュリン依存性キナーゼが活性化され,その結果イオンチャネル内在型GABA(A)受容体応答が増大する現象と考えられている。私たちは,プルキンエ細胞脱分極時にシナプス前ニューロンを活性化すると,このGABA応答の増強が抑えられることを見い出し,その分子機構を解析した。その結果,シナプス前ニューロンからGABAが放出されると,代謝型GABA(B)受容体が活性化され,その結果Gi蛋白が活性化されて細胞内cAMP濃度が低下し,それによりAキナーゼの活性が減少することによって,GABA(A)応答の脱分極依存性増強が抑えられることが明らかになった。
研究分野
  • 細胞生理一般
  • 中枢神経系
  • 神経科学一般
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、脳を知る/研究代表者 平野 丈夫(京都大学大学院理学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 平野 丈夫. 小脳におけるシナプス伝達調節の分子機構. 戦略的基礎研究推進事業 研究領域「脳を知る」のシンポジウム “脳神経科学の最先端/Trends in Neuroscience at the Millennium” [プログラムおよび講演要旨],2001. p.3 - 3.

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