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松果体時計遺伝子の転写制御とMAPKの役割

研究報告コード R013000163
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 深田 吉孝
研究者所属機関
  • 東京大学大学院理学系研究科
研究機関
  • 東京大学大学院理学系研究科
報告名称 松果体時計遺伝子の転写制御とMAPKの役割
報告概要 概日時計は光などの外界情報に応答して位相シフトする。発振系と光入力系の分子機構を明らかにするため,ニワトリ松果体の時計遺伝子を解析する過程で,新規転写因子cBmal2を見出した。cBMAL1-cCLOCKのみならずcBMAL2-cLOCKもE-boxを介した転写活性化能を示し,cPER2によって抑制された。ところがcCLOCKとcBMAL1/2を共発現すると,協調的な転写の活性化あるいは抑制が観察され,時計発振のコアとなる時計遺伝子の転写は複雑な制御を受けると考えられた。一方,松果体のMAPK活性は日周変動すると共に,その活性化を抑制すると時計位相が後退した。つまりRas-MAPKカスケードは発振系コアループに対して時刻情報をフイードバックし,発振系の安定化に寄与すると考えられた。さらに松果体MAPKは,光刺激に伴ってRas/Raf-1/MEK経路とは独立の経路で不活性化されることから,MAPKは「時刻」と「光」シグナルの収斂点の一つとして重要な役割を担うと推定された。
研究分野
  • 遺伝子発現
  • 動物生理一般
  • 中枢神経系
  • 神経科学一般
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、脳を知る/研究代表者 深田 吉孝(東京大学大学院理学系研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 深田 吉孝. 松果体の概日時計における分子サイクルと光位相同調. 戦略的基礎研究推進事業 研究領域「脳を知る」のシンポジウム “脳神経科学の最先端/Trends in Neuroscience at the Millennium” [プログラムおよび講演要旨],2001. p.6 - 6.

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