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森林衰退に係わる大気汚染物質の計測,動態,制御に関する研究

研究報告コード R013000184
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 佐久川 弘
研究者所属機関
  • 広島大学総合科学部
研究機関
  • 広島大学総合科学部
報告名称 森林衰退に係わる大気汚染物質の計測,動態,制御に関する研究
報告概要 樹木の衰退が見られる全国4地点(丹沢・大山,乗鞍岳,瀬戸内海沿岸山林,九州山岳地帯)において,気象学,大気化学,分析化学,植物生態学,植物生理学,微生物学の各分野の研究者を組織化し,森林衰退と大気汚染との関連性について共通の視点・手法で原因解明を試みた。大気汚染と湿性沈着(雨,霧,露)の輸送・拡散経路と気象要素の関連性を野外観測と数字的モデリングから検討,森林生態系特に樹冠部から土壌にかけての影響物質の沈着量と化学変化過程の野外における定量化,衰退過程にある野外の樹木の生育状態特に光合成生産や葉内成分・生理活性の診断,影響物質の樹木に対する曝露による衰退過程の実験的検証を全ての地点で行なった。以上の結果から,大気汚染と酸性降下物あるいはそれらに由来する二次的な有害物質が,森林衰退と明確な関連性があると判断された。しかし,樹木の衰退に直接関与する汚染物質は必ずしも全ての地域において共通ではなく,気象条件,人為汚染の程度,樹種により異なることがわかった。一方,大気汚染による衰退と病害虫や林床管理の有無との相互作用に関する研究も実施し,相乗効果を評価した。
研究分野
  • 植物に対する影響
  • 動植物被害
  • 自然保護
関連発表論文 (1)Trees, 14, pp. 305-311 (2000) (A. Kume, N. Tsuboi, T. Satomura, M. Suzuki, M Chiwa, K. Nakane, N. Sakurai, T. Horikoshi and H. Sakugawa) “Physiological characteristics of Japanese red pine, Pinus densiflora Sieb. et Zucc., in declined forests at Mt. Gokurakuji in Hiroshima Prefecture, Japan”
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、環境低負荷型の社会システム/研究代表者 佐久川 弘(広島大学総合科学部)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 佐久川 弘. 森林衰退に係わる大気汚染物質の計測,動態,制御に関する研究. 戦略的基礎研究推進事業 環境低負荷型の社会システム. 第3回領域シンポジウム予稿集 平成7年度採択研究代表者,2001. p.23 - 28.

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