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環境影響と効用の比較評価に基づいた化学物質の管理原則

研究報告コード R013000186
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 中西 準子
研究者所属機関
  • 横浜国立大学大学院環境情報研究院 産業技術総合研究所化学物質リスク管理研究センター
研究機関
  • 横浜国立大学大学院環境情報研究院
  • 産業技術総合研究所化学物質リスク管理研究センター
報告名称 環境影響と効用の比較評価に基づいた化学物質の管理原則
報告概要 化学物質の環境影響を定量的に評価(リスク評価)する手法開発の研究成果を報告する。まず,人の健康リスク評価手法の開発として,非致死的なリスクについても致死的なリスクと同じ尺度で評価するために,病気毎のLEE(損失余命)を用い,致死的でない病気については病気の苦しみから生ずるLEEを用いてリスクを評価する手法を開発し,異種のリスク比較を可能にした(図1)。次に,生態リスク評価手法を開発した。本プロジェクトでは,生態リスクを種の絶滅をエンドポイントにして評価する,つまり生態リスクとは絶滅確立であるという考えで出発し,固体群レベルでの影響評価,種間相互作用,種の生態学的重み付けを取り入れたeco-system levelの影響評価手法を開発した。最後に,化学物質を削減することを含む100に近い政策や行為に対して,リスク削減対策の費用対効果解析(リスクベネフィット解析)を行なった。これにより我国の環境対策や他の安全対策についてのB/R比(費用対効果比)のレベルを知ることができた。
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研究分野
  • 環境問題
  • 環境問題
  • 研究開発
関連発表論文 (1)Chemosphere Vol.40, No.2, pp. 177-185(1999) Assessment of Human Health Risk of Dioxins in Japan
(2)環境科学会誌,14巻,1号,pp.61-72(2001) DDTの生態リスク評価-生態濃縮がもたらすセグロカモメ集団の絶滅リスクの試算
(3)Environmental Engineering and Policy Vol.2, pp.1-9, (2000) Population Risk Assessment of Ambient Benzene and Evaluation of Regulation to Gasoline in Japan
(4)Journal of Theoretical Biology, 204(3), pp.337-359. (2000) Extinction Risk of a Density-Dependent Population Estimated from a Time Series of Population Size
(5)Population Ecology, 42/1, 73-80 (2000) Estimate of Population Extinciton Risk and its Application to Ecological Risk Management.
(6)Environmental Toxicology and Chemistry, Vol.19, No.11, pp.2856-2862 (2000) Mean Extinction Time of Populations and Ecological Risk Assessment
(7)Envioronmental Toxicology Effect of Linear Alkylbenzene Sulfonate on Population Growth of Daphnia galeata: A Life Table Evaluation. Vol.16, No.4, pp.344-348 (2001)
(8)Environmental Sceince & Technology Identifying Sources and Mass Balance of Dioxin Pollution in Lake Shinji Basin, Japan. Vol.35, No.10, pp.1967-1973 (2001)
(9)Chemosphere mospheric deposition of polychlorinated dibenzo-p-dioxins, polychlorinated dibenzofurans and dioxin-like polychlorinated biphenyls in the Kanto Region, Japan. 44,1473-1487 (2001)
(10)Chemosphere ongener-Specific Characterization of PCDDs/PCDFs in Atmospheric Deposition: Comparison of Profiles between Deposition, Source and Environmental Sink. 45, pp.173-183 (2001)
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、環境低負荷型の社会システム/研究代表者 中西 準子(横浜国立大学大学院環境情報研究院)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 中西 準子. 環境影響と効用の比較評価に基づいた化学物質の管理原則. 戦略的基礎研究推進事業 環境低負荷型の社会システム. 第3回領域シンポジウム予稿集 平成7年度採択研究代表者,2001. p.35 - 40.

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