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ゲノムの機能を制御する核内因子の局在と修飾に関する化学遺伝学的研究

研究報告コード R013000201
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 吉田 稔
  • 西野 憲和
  • 小松 靖彦
研究者所属機関
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科
  • 九州工業大学
研究機関
  • 九州工業大学
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科
報告名称 ゲノムの機能を制御する核内因子の局在と修飾に関する化学遺伝学的研究
報告概要 核外移行シグナル(NES)による蛋白質核外移行や核蛋白質のアセチル化は,核内シグナル伝達に極めて重要な役割を果たしていると推測される。まず,実験材料の分裂酵母の全ゲノムORFをGATEWAY法によりプラスミドベクターへクローニングし,約6割について正しいORFがクローニングされていることを確認した。次に,ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)の複数のアイソザイムの機能を調べるために組換え酵素を作り特異性を調べた。著しい選択性が見られ,この選択性を利用しHDAC6の細胞内基質の固定が可能になると考え,新規に調製した抗アセチル化リジン抗体を用い,トリコスタチンで著しくアセチル化が蓄積し,トラポキシンでは全くアセチル化されない蛋白質を見い出した。温度感受性変異型p53(がん抑制蛋白質)はレプトマイシンB処理により37℃で核へ移行し,自身のNES,核移行シグナル(NLS)によって細胞内局在が規定されることが示された。
研究分野
  • 生物学的機能
  • 酵素一般
  • 遺伝子の構造と化学
  • 酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究
関連発表論文 (1)Kudo, N., Matsumori, N., Taoka, H., Fujiwara, D., Schreiner, E. P., Wolff, B., Yoshida, M. & Horinouchi, S. Leptomycin B inactivates CRM1/exportin 1 by covalent modification at a cysteine residue in the central conserved region. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 96, 9112-9117 (1999).
(2)Furumai, R., Komatsu, Y., Nishino, N., Khochbin, S., Yoshida, M. & Horinouchi, S. Potent histone deacetylase inhibitors built from trichostatin A and cyclic tetrapeptide antibiotics including trapoxin. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 98, 87-92 (2001).
(3)Akakura, S., Yoshida, M., Yoneda, Y. & Horinouchi, S. A role for Hsc70 in regulating nucleo-cytoplasmic transport of a temperature-sensitive p53 (p53Val135). J. Biol. Chem. (in press, 2001).
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、「ゲノムの構造と機能」/研究代表者 吉田 稔(東京大学大学院農学生命科学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 吉田 稔,西野 憲和,小松 靖彦. ゲノム機能を制御する核内因子の局在と修飾に関する化学遺伝学的研究. 戦略的基礎研究推進事業「ゲノム構造と機能」 公開シンポジウム 要旨集,2001. p.8 - 9.

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