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アポトーシスにおけるゲノム構造変化の分子機構と生理作用

研究報告コード R013000205
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 長田 重一
研究者所属機関
  • 大阪大学大学院生命機能研究科
研究機関
  • 大阪大学大学院生命機能研究科
報告名称 アポトーシスにおけるゲノム構造変化の分子機構と生理作用
報告概要 Death factorとして作用するサイトカイン,Fasリガンドとその受容体を介したアポトーシスのシグナル伝達の解析から,アポトーシス時に活性化されるDNase(CAD)とその阻害タンパク質(ICAD)を同定した。CAD,ICADの組換え蛋白質を大量に調製し,CADはヒスチジン残基を活性部位にもつDNaseである。一方,ICADはCADの阻害因子としての作用ばかりでばく,CADが合成される際,正常な蛋白質のfoldingを促進するシャペロンとして作用した。CADが合成される際,リボゾーム上でCADのN-末端領域がfoldingした後,ICADが結合すること,CADのC-末端領域はHsp70, Hsp40蛋白質によりfoldingされ,CAD・ICAD複合体としてリボゾームから遊離することが示された。アポトーシス時に染色体DNAを切断する機構は,CADによるものばかりでなく,アポトーシスを起こした細胞が食細胞に取り込まれた後,食細胞によって起こる機構の存在も示された。
研究分野
  • 生物学的機能
  • 分子遺伝学一般
  • 遺伝子発現
  • 細胞生理一般
関連発表論文 (1)Nagata, S. & Golstein, P. The Fas death factor. Science 267, 1449-1456 (1995).
(2)Nagata, S. Apoptosis by death factor. Cell 88, 355-365 (1997).
(3)Enari, M. et al. A caspase-activated DNase that degrades DNA during apoptosis and its inhibitor ICAD. Nature 391,43-50 (1998)
(4)Nagata, S. Fas ligand-induced apoptosis. Annu. Rev. Genetics 33, 29-55 (1999)..
(5)Otomo, T. et al. Structure of the heterodimeric complex between CAD domains of CAD and ICAD. Nature Struct. Biol. 7, 658-662 (2000).
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、「ゲノムの構造と機能」/研究代表者 長田 重一(大阪大学大学院生命機能研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 長田 重一. アポトーシスにおけるゲノム構造変化の分子機構と生理作用. 戦略的基礎研究推進事業「ゲノム構造と機能」 公開シンポジウム 要旨集,2001. p.15 - 16.

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