TOP > 研究報告検索 > アレルギー制御標的としての免疫グロブリンレセプター

アレルギー制御標的としての免疫グロブリンレセプター

研究報告コード R013000220
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 羅 智靖
研究者所属機関
  • 順天堂大学アトピー疾患研究センター
研究機関
  • 順天堂大学アトピー疾患研究センター
報告名称 アレルギー制御標的としての免疫グロブリンレセプター
報告概要 IgE-FcεRI(高親和性IgEレセプター)—マスト細胞の相互作用により末梢のアレルギー炎症の現場で増悪サイクルが形成されている可能性を示した。可溶化ヒトFcεRIα鎖は,IgEを捕捉することによってアレルギー反応を抑制する一方,B細胞上の膜型IgEに結合してIgE産生を抑制することから,IgE-FcεRIの結合阻害はアレルギー制御の戦略として有望であることを示した。この観点から,FcεRIα鎖,β鎖の遺伝子発現制御についても解析を行っている。FcRγ鎖ノックアウトマウスを用いて,免疫グロブリンの関与する糸球体腎炎におけるFcRの役割を検討した結果,免疫グロブリンの沈着のみでは糸球体障害は起こらず,FcR陽性細胞の活性化が必要であること,さらに糸球体障害には浸潤細胞側のFcγRが必要であることが判明した。FcαRの転写調節プロモーター領域を同定し同部位におけるSNPsを同定した。IgA腎症の患者群ではこの部位の変異が高率にみられ,しかも変異型ではFcαR遺伝子の転写活性が亢進することを見出した。
研究分野
  • 生体防御と免疫系一般
  • 細胞膜の受容体
  • 白血球,リンパ球
  • 免疫性疾患・アレルギー性疾患一般
  • 泌尿生殖器の基礎医学
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、生体防御のメカニズム/研究代表者 高井 俊行(東北大学加齢医学研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 羅 智靖. 免疫グロブリンレセプター(FcR)と疾患. 戦略的基礎研究推進事業「生体防御のメカニズム」 平成7年度採択課題終了シンポジウム,2001. p.6 - 7.

PAGE TOP