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小胞体ストレス応答の分子機構

研究報告コード R013000226
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 河野 憲二
研究者所属機関
  • 奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター
研究機関
  • 奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター
報告名称 小胞体ストレス応答の分子機構
報告概要 小胞体に局在する熱ショック蛋白質70の一つBiPと名付けられた多機能蛋白質の生理機能と小胞体ストレス応答に関し研究を進めた。動物細胞において,ウイルス感染時の細胞応答と非常に似ている新しい小胞体ストレス応答経路を見出したことと,小胞体内に高次構造異常な蛋白質が蓄積することを小胞体ストレスセンサーがどのようにして感知するのかということに関し1つの解答を示した。小胞体ストレスセンサーIRE1αとIRE1βは,小胞体ストレス時に小胞体シャぺロン遺伝子群の転写レベルでの誘導に関わっていると報告されていたが,私達は,ヒトIRE1βが28S rRNAの特異的な切断を起こすことにより蛋白質合成の抑制を起こし,小胞体のfolding capacityの維持に関わっているという全く新しい事実を示した。また,非ストレス時には,BiPがセンサー蛋白質Ire1に結合することによりそのオリゴマーー化を抑えているが,小胞体ストレス負荷時にはBiPがIre1から解離しIre1の活性化が起きるという負の制御を受けていることを示した。
研究分野
  • 生物学的機能
  • 細胞生理一般
  • 細胞構成体の機能
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、生体防御のメカニズム/研究代表者 永田 和宏(京都大学再生医科学研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 河野 憲二. 小胞体ストレス応答の分子機構. 戦略的基礎研究推進事業「生体防御のメカニズム」 平成7年度採択課題終了シンポジウム,2001. p.13 - 13.

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