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2光子励起法顕微鏡法を用いた分泌機構観測系の確立

研究報告コード R013000229
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 河西 春郎
研究者所属機関
  • 岡崎国立共同研究機構生理学研究所
研究機関
  • 岡崎国立共同研究機構生理学研究所
報告名称 2光子励起法顕微鏡法を用いた分泌機構観測系の確立
報告概要 2光子励起顕微鏡法を新しいアプローチで新しい標本に適用して,カルシウム依存性細胞機能研究のブレークスルーとなる研究を行うことを企画した。実際,外分泌腺のカルシウム依存性開口放出が初めて可視化された結果,開口放出した分泌顆粒の構造が極めて安定で,逐次充填という機構で,開口放出が腺腔を拡張しながら細胞内に進むことを解明した。一方,膵臓ランゲルハンス島においてベータ細胞のインスリン顆粒の開口放出が初めて可視化された結果,開口放出は血管に面した細胞膜だけでなく,ほぼ細胞全周囲で起きること,開口放出した構造は極めて不安定で2~3秒で細胞膜に平滑化するなど,細胞表面を最も有効に利用した様式をとることが明らかとなった。2光子励起法をケイジドグルタミン酸に応用することにより,脳スライス標本内の中枢神経細胞樹状突起に,シナプス前終末がするのとほば同等な時間的空間的分布で,グルタミン酸を投与することに初めて成功した。
研究分野
  • 生体の顕微鏡観察法
  • 代謝一般
  • 細胞生理一般
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、生体防御のメカニズム/研究代表者 飯野 正光(東京大学大学院医学系研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 河西 春郎. 2光子励起法によるカルシウム依存性細胞機能の解析. 戦略的基礎研究推進事業「生体防御のメカニズム」 平成7年度採択課題終了シンポジウム,2001. p.17 - 17.

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