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昆虫の生体防御分子機構とその応用

研究報告コード R013000234
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 名取 俊二
研究者所属機関
  • 理化学研究所
研究機関
  • 理化学研究所
報告名称 昆虫の生体防御分子機構とその応用
報告概要 昆虫の自己と非自己の識別機構,新規生理活性物質5-S-GADおよび抗菌蛋白ザーペシンB由来の抗菌ペプチドの3項目に焦点を絞って,創薬を意識した基礎研究を実施した。センチニクバエの幼虫と蛹の体液細胞の問で,表面露出蛋白に質的な相違があるかどうかを検討し,蛹の体液細胞表面だけに発現する分子量120kDaの1回膜貫通型蛋白が得られた。この蛋白は蛹の時期だけに出現するスカべンジャーリセプターであると示唆された。5-S-GAD は,試験した38株の癌細胞の中,3株の増殖を顕著に抑制した。ヌードマウスにこれらの癌細胞を接種し,5-S-GADで治療を試みると有意な治療効果が得られ,5-S-GAD中のβ-アラニル基が癌細胞選択性に寄与することが明らかになった。また5-S-GADはマウスの骨髄細胞から破骨細胞が分化する過程を著しく阻害することが分かった。ザーペシンBの活性中心を改変して得られたペプチドL5が好中球を活性化して感染症の発症を抑制する能力があることが明らかになった。
研究分野
  • 生理活性ペプチド
  • 生体防御と免疫系一般
  • 細胞生理一般
  • 動物生理一般
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、生体防御のメカニズム/研究代表者 名取 俊二(理化学研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 名取 俊二. 昆虫の生体防御分子機構とその応用. 戦略的基礎研究推進事業「生体防御のメカニズム」 平成7年度採択課題終了シンポジウム,2001. p.22 - 25.

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