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発話運動計画の計算論的モデルの構築

研究報告コード R013000244
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 誉田 雅彰
研究者所属機関
  • NTTコミュニケーション科学基礎研究所
研究機関
  • NTTコミュニケーション科学基礎研究所
報告名称 発話運動計画の計算論的モデルの構築
報告概要 発話中の下顎摂動及び口蓋摂動における発話補償動作の振る舞いから,発話動作の運動目標が声道以上の上位のレベルに存在すること,発話における協調動作が筋のスティフネス制御による受動的な力学メカニズムに基づいて瞬時的に行われていること,また舌と口蓋との接触による触覚や音響フイードバックが瞬時的な補償動作に用いられていることが明らかになった。発話における不変的な声道タスクの統計的分析法,及び音響タスクから発話動作を特定する逆推定法を考案し,これらの要素技術を基に発話動作モデルを構築し,観測された発話動作とモデルによって予測される発話動作の定量的な比較検証を行った。発声力学系の計算機モデルでは,発声器官の筋構造を模擬し,筋の収縮度を制御して発話動作を生成する生理的モデルを構築し,連続音声の生成に至った.また,肺,声帯,舌,顎,唇からなる実体モデルを用いて母音と子音の生成を実現した。発話動作の形態計測法と生理計測法の検討を進めた。
研究分野
  • 発声・発音の生理
  • 聴覚・音声モデル
  • 生体代行装置
  • パターン認識
関連発表論文 (1)Kaburagi, T. and Honda, M., “Dynamic articulatory model based on multidimensional invariant-feature representation”, Journal of Acoustical Society of America, vol. 109, 2001(掲載予定)
(2)Okadome, T. and Honda, M.,. “Generation of articulatory movements by using a kinematic triphone model”, Journal of Acoustical Society of America, vol. 109, 2001(掲載予定)
(3)Honda, M. and Fujino, A., “Articulatory compensation and adaptation for unexpected palate shape perturbation”, 6th Int. Conf. on Spoken Language Processing vol. 2, pp.170-173, 2000.
(4)Ito, T., Gomi, H., and Honda, M., “Model of the mechanical linkage of the upper lip-jaw for the articulatory coordination”, 6th Int. Conf. on Spoken Language Processing vol. 3, pp.889-892, 2000.
(5)Okadome, T. and Honda, M., “Planning and forming articulatory movements from phoneme-specific representatives”, 139th Meeting of the Acoustical Society of America, vol. 107, No. 5, Pt. 2, p.2904, 2000
(6)前川喜久雄,籠宮隆之,誉田雅彰,鏑木時彦,岡留剛,“調音運動から見たパラ言語情報の生成” 日本音響学会秋季研究発表会,pp.257-258,1999.
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、脳を創る/研究代表者 誉田 雅彰(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 誉田 雅彰. 発声力学に基づくタスクプラニング機構の研究. 戦略的基礎研究推進事業「脳を創る」第2回公開シンポジウム予稿集,2001. p.4 - 6.

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