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低エネルギー生体高分子の構造形成

研究報告コード R013000265
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 馬越 淳
研究者所属機関
  • 農業生物資源研究所
研究機関
  • 農業生物資源研究所
報告名称 低エネルギー生体高分子の構造形成
報告概要 カイコが行なっている低エネルギー生体高分子の繊維構造形成について研究を行なった。カイコの体内にある絹糸腺の組織では,血液からアミノ酸が運ばれ絹糸タンパク質を合成する。絹糸腺は後部絹糸腺,中部絹糸腺,前部絹糸腺に区分され,後部絹糸腺でシルクの原料となるゲル状のフィブロインタンパク質が,中部絹糸腺ではフィブロインタンパク質の周りを囲むセリシンが作られる。カイコの紡糸は,乾式,複合,液晶,捲縮,多孔質,高速,ゲル・ゾル転移,イオン制御,自力,自動制御,傾斜紡糸,ゾーン延伸などの幾つもの紡糸方法を組み合せ,フィブロイン分子を精密に自動制御配向させながらシルクを作っている。これにより,生物が非常に合理的な方法でタンパク質を精密に制御しながら低エネルギー高分子形成で繊維を作っていることが分かる。これを解明し,構築することは地球環境を守るために非常に重要である。
研究分野
  • エネルギー消費・省エネルギー
関連発表論文 (1)Jun Magoshi, and Shigeo Nakamura, Polymer Materials Encyclopedia, CRC press, 1, 667-679, 1996.
(2)馬越淳,繊維学会,57,19-19,2001
(3)Masatoshi Kobayashi, Toshihisa Tanaka, Shun-ichi Inoue, Hidetoshi Tsuda, Jun Magoshi,Yoshiko Magoshi,Transactions of the Materials Research Society of Japan, 26, 577-579, 2000
(4)Khandker S. Hossain, Norio Nemoto, and JunMagoshi, Nihon Reoroji Gakkaishi, 27, 129-130, 1999
(5)Khandker S. Hossain, Norio Nemoto, and JunMagoshi, Langmuir, 15, 4114-4119, 1999
(6)Shun-ichi Inoue, Jun Magoshi, Toshihisa Tanaka, Yoshiko Magoshi, and M. A. Becker, J. Polymer Science, Part B, Polymer Physics, 38, 1436-1439, 2000
(7)Jun Magoshi, Yoshiko Magoshi, M. A. Becker, Masao Kato, Zhang Han, Toshihisa Tanaka, Shun-ichi Inoue, and Shigeo Nakamura, Thermochimica acta, 352-353, 165-169, 2000
(8)馬越淳,バイオミメティックスハンドブック,エヌ・ティ・エヌ,1016-1021,2000
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、資源循環・エネルギーミニマム型システム技術/研究代表者 馬越 淳(農業生物資源研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 馬越 淳. 低エネルギー生体高分子の構造形成. 戦略的基礎研究推進事業「資源循環・エネルギーミニマム型システム技術」 第1回公開シンポジウム予稿集 「20世紀型文明」からの脱却を目指して,2001. p.25 - 29.

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