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高リサイクル性を有するパルプ繊維の特性

研究報告コード R013000268
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 岡山 隆之
研究者所属機関
  • 東京農工大学
研究機関
  • 東京農工大学
報告名称 高リサイクル性を有するパルプ繊維の特性
報告概要 Eucalyptus globulusから調製したクラフトパルプに,乾湿繰り返しのリサイクル処理を施し,密度,引張強さ,ゼロスパン引張強さ,引裂強さ,破裂強さ,耐折強さ,ISO白色度,不透明度,比散乱係数,透気度などの物理的性質の測定を行なった。特徴的な10個体についてはパルプの保水度,繊維形態の変化を測定した。その結果,紙の引張強さにおいてリサイクル性の優れたパルプ繊維の特徴として,リサイクル処理によるルーメン径/繊維幅比の増加が大きく,保水性の低下の少ないパルプ繊維が望ましいことがわかった。また,リサイクルによる引張強さの変化について非線形回帰曲線を描き,得られた回帰式からそのリサイクル性の指標として,無限にリサイクル処理を繰り返した際の引張強さの収束値を算出した。この引張強さの収束値と繊維形態との関係を検討したところ,5%の有意水準で繊維壁厚と正の相関が認められ,繊維壁厚が厚いパルプ繊維は引張強さに関するリサイクル性に優れていると推測された。
研究分野
  • パルプ原料とその調製
  • 紙・紙製容器の性質・試験
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、資源循環・エネルギーミニマム型システム技術/研究代表者 小名 俊博(九州大学)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 岡山 隆之. 高リサイクル性を有するパルプ繊維の特性. 戦略的基礎研究推進事業「資源循環・エネルギーミニマム型システム技術」 第1回公開シンポジウム予稿集 「20世紀型文明」からの脱却を目指して,2001. p.39 - 40.

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