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Cu1234におけるs波超伝導の可能性

研究報告コード R013000282
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 浜田 典昭
  • 伊原 英雄
研究者所属機関
  • 東京理科大学
  • 独立行政法人 産業技術総合研究所エレクトロニクス研究部門
研究機関
  • 東京理科大学
  • 独立行政法人 産業技術総合研究所エレクトロニクス研究部門
報告名称 Cu1234におけるs波超伝導の可能性
報告概要 10年以上前にTachikiとTakahashiが,電子の電荷ゆらぎが負の誘電関数を通して銅酸化物の高温超伝導をもたらすことができるという理論を提案した。負の誘電関数はTOフォノンエネルギーよりも低いLOフォノンエネルギーを作ることができる。光電子分光から,多くの銅酸化物化合物には強い電子フォノン結合があることがわかっている。YBCOの光電子測定から,Cu-Oの鎖による非等方的超伝導ギャップが観察された。これは非スピンメカニズムの超伝導を示唆している。測定からブリルアンゾーンの(pi,0)付近が極端に平らなバンドになっていることがわかった。これは低エネルギーの電荷ゆらぎを引き起こす。もし超伝導がスピンゆらぎによるものなら,s波超伝導の選択はほとんどない。もし電荷ゆらぎによるものなら,q=(pi,0)付近の引力相互作用が重要となる。従ってd波に加えてs波も可能となる。我々はフェルミ面を調整することでクーパー対の対称性をコントロールできる。Cu1234化合物は,酸素含有量と別のイオンの置換とによって別々にコントロールできる二つのタイプのフェルミ面を持っていることになる。
研究分野
  • 電子構造一般
  • ポーラロン,電子-フォノン相互作用
  • 酸化物系超伝導体の物性
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、電子・光子等の機能制御/研究代表者 伊原 英雄(独立行政法人産業技術総合研究所エレクトロニクス研究部門)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 浜田 典昭,伊原 英雄. Possibility of s-wave superconductivity in Cu1234. The Second CREST Symposium on ''Function Evolution of Materials and Devices based on Electron/Photon Related Phenomena'',2001. p.37 - 37.

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