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多層の高Tc銅酸化物における63Cuと17OのNMR研究

研究報告コード R013000283
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 小手川 恒
  • 徳永 陽
  • 石田 憲二
  • 北岡 良雄
  • 伊豫 彰
  • 田中 康資
  • 鬼頭 聖
  • 伊藤 賢
  • 常盤 和靖
  • 渡辺 恒夫
  • 伊原 英雄(故人)
研究者所属機関
  • 大阪大学
  • 大阪大学
  • 大阪大学
  • 大阪大学
  • 独立行政法人 産業技術総合研究所
  • 独立行政法人 産業技術総合研究所
  • 独立行政法人 産業技術総合研究所
  • 東京理科大学
  • 東京理科大学
  • 東京理科大学
  • 独立行政法人 産業技術総合研究所
研究機関
  • 東京理科大学
  • 独立行政法人 産業技術総合研究所
  • 大阪大学
報告名称 多層の高Tc銅酸化物における63Cuと17OのNMR研究
報告概要 多層の銅酸化物は結晶学的に等価でない二種類のCuO2面,すなわちピラミッド型酸素配位をもつ外側の面(OP)と正方酸素配位をもつ内側の面(IP)を含んでいる。NMR研究は各面でキャリア濃度(Nh)が違うことを明らかにしてくれた。我々はここに,HgおよびCuベースの銅酸化物におけるCuO2面のキャリア濃度の系統的変化を示す。それには単位セル中のCuO2面の数(n=3~5)と全キャリア濃度(δ)を変えている。各面のキャリア濃度Nh(OP)とNh(IP)は63Cuのナイトシフト(図1)から求めた。各Nhおよびその差ΔNh=Nh(OP)-Nh(IP)を図2示す。ΔNhはδおよびnが増えるにつれて増えている。大きなΔNhを持つCu1234(n=4)では,IPの中の超伝導ギャップはTc=117K以下で十分に出来ているが,OPのそれはTc以下Tc2=60Kまでリニアに増加している。これはIPとOPの間のキャリア分布の大きな不揃いがそれらのデカップリングの原因であることを示唆している。Hg-1223では,Nh(OP)はNh(IP)に比較的近い。これはこの系が現在まで一番高いTc=133Kを持つ理由である。Tl-1223の系で最近報告されたTc>130Kも同じ状況によるものと理解される。
画像

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研究分野
  • 酸化物系超伝導体の物性
  • 超伝導材料
  • 無機化合物のNMR
関連発表論文 (1)Y. Tokunaga et al., Phys. Rev. B 61 (2000) 9707.
(2)A. Iyo et al., Physica C 357-360 (2001) 324.
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、電子・光子等の機能制御/研究代表者 伊原 英雄(独立行政法人産業技術総合研究所エレクトロニクス研究部門)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 小手川 恒,徳永 陽,石田 憲二,北岡 良雄,伊豫 彰,田中 康資,鬼頭 聖,伊藤 賢,常盤 和靖,渡辺 恒夫,伊原 英雄. 63Cu- and 17O-NMR Study of Multilayered High-Tc Cuprates. The Second CREST Symposium on ''Function Evolution of Materials and Devices based on Electron/Photon Related Phenomena'',2001. p.38 - 38.

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