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ハワイのショウジョウバエにみる脳の性的二型とその進化

研究報告コード R990003967
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 近藤 康弘
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 ハワイのショウジョウバエにみる脳の性的二型とその進化
報告概要 ハワイ島に生息するショウジョウバエDrosophila39種について触角葉に構造上の性差を調査した。触角葉の脳構造の標識法として,抗synaptotagmin抗体で染色し,コンホーカル顕微鏡画像を3次元処理し解析した(図1,2)。同属のantopoceus2種とadiastolaグループ4種から,雌雄の糸球体に顕著な性差を見いだした。系統樹上で遠く離れている前記2グループでの糸球体性差の獲得は,それぞれ独立して起こり,固定されたと考えられ進化的収れんによって,脳が性差を獲得していく過程が初めて明らかとなった。また,同adiastolaサブグループにおける糸球体性差の形成は、今から150万年ほど前に,マウイ-モロカイ島で生じたと推定された(図3)。また,キイロショウジョウバエにおいても,性的ニ型性が糸球体DA1とDA3に見出され,これが性決定遺伝子traの制御下にあり,性フェロモンの受容に関与している可能性が考えられた。
画像

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研究分野
  • 生体の顕微鏡観察法
  • 進化論一般
  • 動物分類学
  • 動物形態学・解剖学一般
  • 発生と分化
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、山元行動進化プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 近藤 康弘. ハワイのショウジョウバエにみる脳の性的二型とその進化. 創造科学技術推進事業 山元行動進化プロジェクトシンポジウム—性行動の遺伝子解析と進化—講演要旨集(研究期間:1994-1999),1999. p.6 - 11.

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