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位相制御フェムト秒光源を用いた波束エンジニアリング

研究報告コード R013000326
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 松田 功
  • 三沢 和彦
  • 覧具 博義
研究者所属機関
  • 東京農工大学
  • 東京農工大学
  • 東京農工大学
研究機関
  • 東京農工大学
報告名称 位相制御フェムト秒光源を用いた波束エンジニアリング
報告概要 位相制御フェムト秒光源は,フェムト秒パルス発振器,パルス変調器およびパルス分析器で構成されている(図1)。100nmオーダーの幅を持つフェムト秒パルスがフーリエ面に変換される。各スペクトル成分に位相シフトをかけた後,パルスを復元する。位相変調器からの出力は周波数分解光ゲート法(FROG)で分析され,フェムト秒パルスの時間プロファイルと位相情報が得られる。望みの位相パターンは位相マスクを繰り返し調整することで得られる。図2にチャープの条件を変えたときのスペクトルと位相分散を示す。位相制御フェムト秒パルスによる波束形成がシアニン色素分子(IR-140)で観察されている。図3に,正のチャープ(PC)および負のチャープ(NC)の発光スペクトル強度を,transform-limitedのそれとの差分で示す。発光強度はPCとNCでそれぞれ増加,減少している。このチャープ依存発光はパルス内pump-dump過程で説明できる。NCパルスは狭い空間分布の励起波束を誘起し,一方PCでは広がってFranck-Condon窓から急速に逃げる。励起状態と基底状態の波束の重なり積分が励起状態分布数を決め,その結果発光強度を決める。
画像

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研究分野
  • 光デバイス一般
  • 光変調器
  • 光電デバイス一般
関連発表論文 (1)Isao Matsuda, Kazuhiko Misawa, and Roy Lang, Abstracts of International Workshop on FST 2001, p.186 (2001).
(2)K. Misawa and T. Kobayashi, J. Chem. Phys. 113(17), 7546-7553 (2000).
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、電子・光子等の機能制御/研究代表者 覧具 博義(東京農工大学工学部)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 松田 功,三沢 和彦,覧具 博義. Wave packet engineering using a phase-programmable femtosecond optical source. The Second CREST Symposium on ''Function Evolution of Materials and Devices based on Electron/Photon Related Phenomena'',2001. p.154 - 154.

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