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六方晶YMnO3の光学的性質

研究報告コード R013000346
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 高橋 淳一
  • 花村 榮一
  • 近 桂一郎
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 戦略的基礎研究推進事業
  • 千歳科学技術大学
  • 早稲田大学理工学部
研究機関
  • 科学技術振興事業団 戦略的基礎研究推進事業
  • 千歳科学技術大学
  • 早稲田大学理工学部
報告名称 六方晶YMnO3の光学的性質
報告概要 六方晶YMnO3は強誘電体かつ反強磁性体で,キュリー温度およびネール温度はそれぞれ914Kおよび73Kである。我々はそのラマンおよびルミネッセンススペクトルを調べた。図1にラマンスペクトルを示す。ブロードな構造はxy平面上のスピン波分散から来ている。その構造の強度は温度が下がるにつれて増加し,重心が高エネルギー側に寄る。450/cmと680/cmのシャープなラインはΓ点A1フォノンである。870/cmと1270/cmのラインは450/cmと680/cmのラインと同じ対称性を持っており,それらは2フォノンモード(2×450/cmと2×680/cm)に帰することができる。他方1080/cmのラインはz(xx)z'およびz(xy)z'の配置に見られ,A1モードはz(xy)z'配置で消える。我々はそれをスピンゆらぎの一部とした。ブロードな構造はネール温度を通過する温度サイクルで大きなヒステレシスを持っている。ピン止めされた状態が室温付近まで残っているようだ。フォノンラインにはそれが見られない。ルミネッセンスはもう少し複雑な振る舞いを示す(図2)。80K以下で750nm付近に新しい発光が現れ,これはある縮退が反強磁性相で解かれることを示している。もう一つの顕著な特徴は高温で現れる800nm付近の肩のところであり,その強度は100K以下で平坦域を示している。
画像

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研究分野
  • 無機化合物の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル
  • 無機化合物のルミネセンス
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、電子・光子等の機能制御/研究代表者 花村 榮一(千歳科学技術大学光科学部)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 高橋 淳一,花村 榮一,近 桂一郎. Optical properties of hexagonal YMnO3. The Second CREST Symposium on ''Function Evolution of Materials and Devices based on Electron/Photon Related Phenomena'',2001. p.192 - 192.

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