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ビスフェニルポリシラン誘導体:らせん性と転換可能な鏡像形態

研究報告コード R013000361
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • Julian R. Koe
  • Tomonaga Masao
  • Fujiki Mitiya
研究者所属機関
  • 国際基督教大学
  • 科学技術振興事業団 戦略的基礎研究推進事業
  • 日本電信電話(株)物性科学基礎研究所
研究機関
  • 科学技術振興事業団 戦略的基礎研究推進事業
  • 国際基督教大学
  • 日本電信電話(株)物性科学基礎研究所
報告名称 ビスフェニルポリシラン誘導体:らせん性と転換可能な鏡像形態
報告概要 ポリシランは直鎖状の無機ポリマーの骨格より成り,ケイ素の元素を活用してユニークな分光の特性を持つ。これは,置換基の電気的,立体構造的要素によって決まるケイ素σ-σ結合(図1)の転移のために持つ300から400nmの波長のUV吸収である。我々は最近,希釈液中で鏡像キラルなアリル官能基を持つポリビスアリルシランの非対称性因子 (dissymmetry ratio) gabs(円二色性と紫外線吸収の値の比率;Δε/ε)を調べ,gabs値の符号と強度がアリル環官能基,キラル体,共単量体および温度に強く影響うけることがわかった。図2に例示したように,貧溶媒中でポリビスアリルシラン溶液を混ぜることにより形成された凝集体を持つ鏡像体の物性を目視可能な方法で行った。Cotton効果や目視可能な凝集物の鏡像性の符号は溶媒依存であり,UVスペクトルがほとんど変化しないのに対し,トルエンやTHF等溶媒の影響でCDでは反転する。溶媒に依存したな鏡像形態が見られたのは初めてであり,我々はポリシランの "solvatoenantiomorphism"と名付けた。
画像

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関連発表論文 (1)J.R. Koe, M. Fujiki and H. Nakashima, J. Am. Chem. Soc. 1999, 121, 9734-9735.
(2)J.R. Koe, M. Fujiki, M. Motonaga and H. Nakashima, Chem. Commun. 2000, 389-390.
(3)J.R. Koe, M. Fujiki, M. Motonaga and H. Nakashima, Macromolecules 2001, 34, 1082-1089.
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、分子複合系の構築と機能/研究代表者 藤木 道也(日本電信電話(株))/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • Julian R. Koe,Tomonaga Masao,Fujiki Mitiya. Diarylpolysilanes: Helicity and Switchable Enantiomorphism. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成13年度シンポジウム,2001. p.37 - 37.

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