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主鎖・側鎖・溶媒が織りなす微妙なポリシランらせん構造の規制

研究報告コード R013000364
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 寺本 明夫
  • 寺尾 憲
  • 佐藤 尚弘
  • 藤木 道也
研究者所属機関
  • 立命館大学
  • 群馬大学
  • 大阪大学
  • 奈良先端科学技術大学院大学
研究機関
  • 群馬大学
  • 大阪大学
  • 奈良先端科学技術大学院大学
  • 立命館大学
報告名称 主鎖・側鎖・溶媒が織りなす微妙なポリシランらせん構造の規制
報告概要 本研究ではCD・UV 測定から求めた転移曲線を一次元協同系の統計力学理論で解析し,転移の分子機構を明らかにするとともに,らせん構造の安定性の因子を求め,主鎖・側鎖・溶媒の構造との関係を明らかにした。図1に示すキラルポリシランを用いた。PRS1・PH2MBS は剛直なほぼ棒状の高分子であるが,PH3MPSはローカルには棒状であり分子全体として屈曲性である。PRS1 と PH3MPS は温度転移を示すが,PH2MBS は示さない。転移は Kuhn's dissymmetry ratio gabs (=Δε/ε) で測定される。PH3MPS の場合 gabs は正で温度上昇につれ単調に減少するが,PRS1 では3℃付近(転移点)で急激に減少し符号が逆転する(図2)。これらのデータはポリシラン分子が右らせんと左らせんが交互にらせん反転部を介して連なるというらせん反転モデルで理論的に説明される。らせんの安定性は主鎖の Si-Si 結合の内部回転が二重の井戸型ポテンシャルで決まると結論される。
画像

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研究分野
  • 電気光学効果,磁気光学効果
  • 液晶一般
  • 有機けい素化合物
  • 高分子の物性一般
関連発表論文 (1)Terao, K.; Terao, Y.; Teramoto, A.; Nakamura, N.; Terakawa, I.; Sato, T.; Fujiki, M. Macromolecules 2001, 34, 2682-2685.
(2)Terao, K.; Terao, Y.; Teramoto, A.; Nakamura, N.; Fujiki, M.; Sato, T. Macromolecules 2001, 34, 6519-6525.
(3)Teramoto, A.; Terao, K.; Terao, Y.; Nakamura, N.; Sato, T.; Fujiki, M. J. Am. Chem. Soc. 2001, 123, 12303-12310.
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、分子複合系の構築と機能/研究代表者 藤木 道也(奈良先端科学技術大学院大学)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 寺本 明夫,寺尾 憲,佐藤 尚弘,藤木 道也. 主鎖・側鎖・溶媒が織りなす微妙なポリシランらせん構造の規制. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成13年度シンポジウム,2001. p.40 - 40.

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