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塩濃度に依存した DNA-ヒストンH1 複合体の折り畳み構造とレーザー・トラップ法の構造制御への応用

研究報告コード R013000388
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 吉川 祐子
  • 野村 慎一郎
  • Yuri S. Velichko
  • 吉川 研一
研究者所属機関
  • 名古屋文理短期大学
  • 京都大学大学院理学研究科
  • 京都大学大学院理学研究科
  • 京都大学大学院理学研究科
研究機関
  • 京都大学大学院理学研究科
  • 名古屋文理短期大学
報告名称 塩濃度に依存した DNA-ヒストンH1 複合体の折り畳み構造とレーザー・トラップ法の構造制御への応用
報告概要 長鎖DNAにヒストンH1を作用させ,水溶液中での折り畳み転移を蛍光顕微鏡で経時的に観察した。2Mの塩濃度溶液中では,個々のDNA分子はランダムなコイル状態で存在するが,生理的塩濃度まで低下すると,数珠状に凝縮したDNA-H1複合体が観察されることを見い出した。さらに低塩濃度では,伸展した数珠構造が形成されることが明かとなった(図1)。このような塩濃度に依存したDNA-H1複合体の高次構造変化に関する研究の発展として,レーザー・トラップ法の応用を試みた。生理的塩濃度の溶液中で凝縮構造をとるDNA-H1複合体をレーザーでトラップし,濃厚塩溶液中まで搬送すると,徐々に紐がほどかれるように凝縮体からコイル状態にDNA分子が構造変化する様子が連続的に観察された。さらにもう一度生理的条件下までDNA分子を運ぶと,再び折り畳まれることも確認した。
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研究分野
  • 蛋白質・ペプチド一般
  • 核酸一般
関連発表論文 (1)Y. Yoshikawa, S.M. Nomura, T. Kanbe and K. Yoshikawa, Chem. Phys. Lett., 330, 77-82 (2000)
(2)Y. Yoshikawa, Y.S. Velichko, Y. Ichiba and K. Yoshikawa, Eur. J. Biochem., 268, 2593-2599 (2001).
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、分子複合系の構築と機能/研究代表者 吉川 研一(京都大学大学院理学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 吉川 祐子,野村 慎一郎,Yuri S. Velichko,吉川 研一. 塩濃度に依存したDNA-ヒストンH1複合体の折り畳み構造とレーザー・トラップ法の構造制御への応用. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成13年度シンポジウム,2001. p.55 - 55.

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