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キラルなサレンチタン錯体と過酸化水素を用いるスルフィドの触媒的不斉酸化反応

研究報告コード R013000413
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 斉藤 文内
  • 香月 勗
研究者所属機関
  • 九州大学大学院理学研究院
  • 九州大学大学院理学研究院
研究機関
  • 九州大学大学院理学研究院
報告名称 キラルなサレンチタン錯体と過酸化水素を用いるスルフィドの触媒的不斉酸化反応
報告概要 本研究では,反応条件を詳細に調べた結果,二つの酸素原子で架橋した二量体構造を持つサレンチタン錯体1が,各種アルキルアリールスルフィドの反応で最高99% eeの高エナンチオ選択性を示すことを見い出した(図1)。基質の適応範囲も広く,本触媒系はアリール基上の置換基の有無や性質に依らず高い選択性を与えるほか,ジアルキルスルフィドの酸化にも適用可能である。本反応では,チタン錯体1と生成するスルフォキシドの光学純度の間に顕著な正の非線形効果が見られることから,溶液中では単量体と二量体の間に平衡が存在していることが強く示唆された。さらに,錯体1の溶液中の構造を1H NMR及びFABMSを用いて調べることにより,1と過酸化水素から形成される活性種は単量体であり,サレン配位子がシス-β構造をとったペルオキソチタン錯体であることが推測された。
画像

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研究分野
  • 原子とラジカルの反応
  • 第4族,第5族元素の錯体
  • 脂肪族スルフィド・ジスルフィド
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、分子複合系の構築と機能/研究代表者 香月 勗(九州大学大院学理学研究院)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 斉藤 文内,香月 勗. キラルなサレンチタン錯体と過酸化水素を用いるスルフィドの触媒的不斉酸化反応. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成13年度シンポジウム,2001. p.70 - 70.

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