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キラルなカチオン性サレンコバルト (III) 錯体を用いる触媒的不斉Baeyer-Villiger反応

研究報告コード R013000415
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 内田 竜也
  • 香月 勗
研究者所属機関
  • 九州大学大学院理学研究院
  • 九州大学大学院理学研究院
研究機関
  • 九州大学大学院理学研究院
報告名称 キラルなカチオン性サレンコバルト (III) 錯体を用いる触媒的不斉Baeyer-Villiger反応
報告概要 本研究は,Baeyer-Villiger反応の反応機構に立脚した合理的な触媒設計を行うことにより,3-アリールシクロブタノンの反応で良好なエナンチオ選択性を達成することができた。Baeyer-Villiger反応は二段階よりなる。まず過酸化物がルイス酸によって活性化されたカルボニル炭素を攻撃してCriegee付加体を生成し,次いでカルボニルのα炭素がペルオキシド酸素原子上へ転位する。それ故,Baeyer-Villiger反応の不斉化には,過酸化物の付加における面選択性と転位における場選択性の制御を同時に行うことが不可欠となる。ルイス酸性が高く,かつ容易にペルオキシメタル種を生成するサレンコバルト錯体に着目し,隣接した二つの空の配位座を与えるシス-β構造を有するキラルカチオン性錯体1を設計した。1を触媒として不斉Baeyer-Villiger反応を検討した結果,3-アリールシクロブタノン類の反応でいずれも75% ee以上の良好な選択性を得ることができた(図1)。
画像

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研究分野
  • コバルトとニッケルの錯体
  • 脂肪族ケトン
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、分子複合系の構築と機能/研究代表者 香月 勗(九州大学大学院理学研究院)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 内田 竜也,香月 勗. キラルなカチオン性サレンコバルト(III)錯体を用いる触媒的不斉Baeyer-Villiger反応. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成13年度シンポジウム,2001. p.71 - 71.

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