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ポルフィリン・フラーレン連結系を用いた超長寿命電荷分離状態の生成

研究報告コード R013000420
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • Dirk M. Guldi
  • 今堀 博
  • 福住 俊一
研究者所属機関
  • ノートルダム大学
  • 京都大学大学院工学研究科
  • 大阪大学大学院工学研究科
研究機関
  • ノートルダム大学
  • 大阪大学大学院工学研究科
報告名称 ポルフィリン・フラーレン連結系を用いた超長寿命電荷分離状態の生成
報告概要 我々は,電子移動の再配列エネルギーが小さいポルフィリン・フラーレン連結系を用いて初めて光合成の電荷寿命に匹敵する電荷分離状態を生成することに成功した。分子内で多段階電子移動が可能となるよう分子設計された4分子系 (Fe-ZnP-H2-C60) を合成した(図1)。極性溶媒中での過渡吸収スペクトル測定から,亜鉛ポルフィリン (ZnP) からフリーベースポルフィリン (H2P) への1重項・1重項エネルギー移動,C60への電子移動,ZnPから生成したフリーベースポルフィリンラジカルカチオンへの電荷のシフト,さらにフェロセンから亜鉛ポルフィリンラジカルカチオンへの電荷のシフトが起こり,フェロセニウムイオン・C60ラジカルアニオン対が分子内で生成した。生成した電荷分離状態は光ESR法により,凍結ベンゾニトリル中で最長0.38秒の寿命であった。今までの光合成モデル連結系の寿命として最も長く,光合成の電荷分離寿命 (1秒) に匹敵するものであった。
画像

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研究分野
  • マイクロ波光二重共鳴
  • 生体物質一般
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、分子複合系の構築と機能/研究代表者 福住 俊一(大阪大学大学院工学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 今堀 博,福住 俊一,Dirk M. Guldi. ポルフィリン・フラーレン連結系を用いた超長寿命電荷分離状態の生成. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成13年度シンポジウム,2001. p.74 - 74.

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