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新規円筒状パイ電子系およびその遷移金属錯体の合成と性質

研究報告コード R013000429
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 桑谷 善之
  • 吉田 忠浩
  • 五十嵐 順一
  • 伊与田 正彦
研究者所属機関
  • 東京都立大学
  • 東京都立大学
  • 東京都立大学
  • 東京都立大学
研究機関
  • 東京都立大学
報告名称 新規円筒状パイ電子系およびその遷移金属錯体の合成と性質
報告概要 ベルト状共役化合物である環状フェナセン1の合成前駆体としてall-Z-[n]ベンゾ[4n]アヌレン2を設計し,その合成法について検討した。ベンゾアヌレン類2のうち2aは剛直な分子骨格を持つのに対し,2b-2dが容易にコンホメーション変化を起こしていることがNMRの温度依存性から明らかとなった。低温での2bの構造はC2v対称構造を示している。2dは低温でC3対称のコンホマーの1種類として存在し,2cは-90℃でも溶液状態で非常にフレキシブルな分子骨格と考えられる。2a-2cとソフトな重金属イオンとの相互作用を検討したところ,AgOTfとの反応によりオレフィン部分で銀イオンに配位した錯体の形成が示唆された。X線結晶構造解析の結果,2a,2cの錯体では分子空孔内に銀イオンが入ったそれぞれ3,5であったが,2bでは1H NMRスペクトルから予想される4では無く,2bのオレフィン部分の環の外側で銀カチオンに配位した6であった(図1)。
画像

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研究分野
  • 第11族,第12族元素の錯体
  • 分子化合物
  • 反応の立体化学
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、分子複合系の構築と機能/研究代表者 戸部 義人(大阪大学大学院基礎工学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 桑谷 善之,吉田 忠浩,五十嵐 順一,伊与田 正彦. 新規円筒状パイ電子系およびその遷移金属錯体の合成と性質. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成13年度シンポジウム,2001. p.80 - 80.

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