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o-キノンを配位子として持つルテニウムアクア錯体のプロトン解離に伴う電子状態の変化

研究報告コード R013000437
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 大津 英揮
  • 小林 克彰
  • 田中 晃二
研究者所属機関
  • 岡崎国立共同研究機構分子科学研究所
  • 岡崎国立共同研究機構分子科学研究所
  • 岡崎国立共同研究機構分子科学研究所
研究機関
  • 岡崎国立共同研究機構分子科学研究所
報告名称 o-キノンを配位子として持つルテニウムアクア錯体のプロトン解離に伴う電子状態の変化
報告概要 ジクロロメタン溶液中において塩基 (t-BuOK) を加え,その変化を電子スペクトルおよびサイクリックボルタンメトリーにより追跡した結果,図1に示すように,アクア配位子のプロトンが解離しヒドロキソ配位子へと変化していること,キノンがセミキノンへと還元されていることが判明した。アクア配位子から2プロトン解離してオキソ配位子となった際,オキソ配位子からキノン配位子へと電子が移動し,ルテニウム (II) セミキノンオキシルラジカル錯体が生成しているものと考えられる。このオキシルラジカル錯体はスピントラップ法を用いることによって確認することができた。o-キノンを配位子として持つルテニウムアクア錯体は,アクア配位子のプロトン解離によりルテニウム-キノン間の電荷分散を制御することに成功したものであり,新しい酸化還元触媒の開発にも大きく貢献すると期待される。
画像

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研究分野
  • 第3族元素の錯体
  • 酸化,還元
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、分子複合系の構築と機能/研究代表者 田中 晃二(岡崎国立共同研究機構分子科学研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 大津 英揮,小林 克彰,田中 晃二. o-キノンを配位子として持つルテニウムアクア錯体のプロトン解離に伴う電子状態の変化. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成13年度シンポジウム,2001. p.84 - 84.

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