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キノン配位子を有する二核ルテニウム-オキソ錯体による酸化反応

研究報告コード R013000438
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 和田 亨
  • 田中 晃二
研究者所属機関
  • 岡崎国立共同研究機構分子科学研究所
  • 岡崎国立共同研究機構分子科学研究所
研究機関
  • 岡崎国立共同研究機構分子科学研究所
報告名称 キノン配位子を有する二核ルテニウム-オキソ錯体による酸化反応
報告概要 本研究では,プロトン解離によって生じた向かい合わせの構造を有する二核ルテニウム-オキソ錯体(図1)の酸化還元挙動と酸化反応に対する触媒活性について検討した。二核ルテニウム-ヒドロキソ錯体 ([1]2+) は単核錯体と同様にプロトンを解離することにより,オキソ-セミキノン錯体へと変換された。メタノール溶液中でのCV測定および電子吸収スペクトルの測定から,二核オキソ錯体は +0.40V (vs Ag/AgCl) でセミキノン/キノンの可逆な酸化により2+の二核オキソ錯体へ,+1.2 VでRuII/RuIIIの酸化により4+の二核オキソ錯体を生じることを明らかにした。二核オキソ錯体をAg+により化学的に二電子酸化して生成した2+の二核オキソ錯体は芳香族水素化物を脱水素化し,対応する芳香族を生成した。さらに二核オキソ錯体を電気化学的に四電子酸化した4+の二核オキソ錯体は有機化合物の酸化よりも,むしろ水の四電子酸化反応による酸素発生を効率よく触媒した。
画像

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研究分野
  • 遷移金属錯体一般
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 CRESTタイプ、分子複合系の構築と機能/研究代表者 田中 晃二(岡崎国立共同研究機構分子科学研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 和田 亨,田中 晃二. キノン配位子を有する二核ルテニウム-オキソ錯体による酸化反応. 戦略的基礎研究推進事業 分子複合系の構築と機能 平成13年度シンポジウム,2001. p.84 - 84.

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