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次世代のファイン触媒の開発を目指して

研究報告コード R013000455
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 小林 修
研究者所属機関
  • 東京大学大学院薬学系研究科
研究機関
  • 東京大学大学院薬学系研究科
報告名称 次世代のファイン触媒の開発を目指して
報告概要 触媒には,高い化学収率・選択収率を穏やかな条件下で実現することが要求されてきた。筆者らはこれらに加えて,地球環境に負荷を加えない,いわゆる環境にやさしいプロセスの実現においても,触媒が鍵を握っていると考えている。本講演では,従来から求められてきた「効率」に加え「環境」にも配慮した触媒開発研究のごく最近の例を紹介する。
1. 水中での脱水反応
界面活性剤型Brφnsted酸であるβ-dodecylbenzenesulfonic acid(DBSA)が,水を反応溶媒として用いる脱水エステル化反応に有効であること(図1),更に脱水エーテル化反応・チオエーテル化反応・チオアセタール化反応にも有効であることを明らかにした。
2. マイクロカプセル化触媒
マイクロカプセル化バラジウム触媒を調製し,これを用いてアリル位置換反応およびクロスカップリング反応を行い,ともに有効に機能することを明らかにした(図2)。
画像

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研究分野
  • 不均一系触媒反応
  • 触媒の調製
  • 貴金属触媒
  • 反応操作(単位反応)
関連発表論文 (1)Manabe, K.; Mori, Y.; Wakabayashi, T.; Nagayama, S.; Kobayashi, S. J. Am. Chem. Soc. 2000, 122, 7202.
(2)Manabe, K.; Mori, Y.; Kobayashi, S. Tetrahedron 2001, 57, 2537.
(3)Manabe, K.; Sun, X.-M.; Kobayashi, S. J. Am. Chem. Soc. in press.
(4)Kobayashi, S.; Nagayama, S. J. Am. Chem. Soc. 1998, 120, 2985.
(5)Kobayashi, S.; Endo, M.; Nagayama, S. J. Am. Chem. Soc. 1999, 121, 11229.
(6)Kobayashi, S.; Ishida, T.; Akiyama, R. Org. Lett. 2001, 3, 2649.
(7)Akiyama, R.; Kobayashi, S. Angew. Chem., Int. Ed. in press.
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、単一分子・原子レベルの反応制御/研究代表者 小林 修(東京大学大学院薬学系研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 小林 修. 次世代のファイン触媒の開発を目指して. 戦略的基礎研究推進事業 単一分子・原子レベルの反応制御 テーマ別シンポジウム(I)—錯体から『触媒』へ—講演要旨集,2001. p.26 - 29.

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