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視覚運動変換における小脳の内部モデル理論

研究報告コード R013000463
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 今水 寛
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 視覚運動変換における小脳の内部モデル理論
報告概要 視覚運動変換に関する様々の計算理論やモデルを挙げ,それを検証するための心理行動実験,fMRIなどの脳機能非侵襲計測法を有機的に組み合わせて研究を進めた。小脳の新しい部分の計算原理としては外界の(道具,視覚刺激,刺激の時間関係,他人の心,脳の他の部位)内部モデルの学習による獲得が考えられる。その内部モデルの存在,活動および,小脳大脳の機能的結合について研究を進めた(図1)。学習をした後,大脳領域と小脳外側部に機能的な結合性が増加した。小脳は内部モデルを獲得することで,運動制御に限らず,言語や思考を始めとする高次脳機能においても,速く正確な情報処理を可能にしていると考えられる(図2)。道具の使い方の学習は,試行錯誤の練習が必要という感覚運動学習の側面と,言語や思考に共通する抽象的なルールの学習という側面を含んでおり,系統発生的にみれば,小脳は身体運動を速く滑らかに行うための神経機構であったと考えられる。
画像

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研究分野
  • 脳・神経系モデル
  • 生体計測
  • 神経科学一般
関連発表論文 (1)Tamada T, Miyauchi S, Imamizu H, Yoshioka T, Kawato M: Cerebro-cerebellar functional connectivity revealed by the laterality index in tool-use learning. Neuroreport 10(2): 325-31, 1999
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、川人学習動態脳プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 今水 寛. 感覚運動学習から高次脳機能へ. 創造科学技術推進事業 川人学習動態脳プロジェクトシンポジウム要旨集 脳を創り,脳を知る(研究期間:1996-2001),2001. p.20 - 32.

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