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成熟脳組織培養法の検討

研究報告コード R013000501
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 山田 勝也
研究者所属機関
  • 秋田大学医学部
研究機関
  • 秋田大学医学部
報告名称 成熟脳組織培養法の検討
報告概要 脳の組織代謝活動を維持しつつ生体外に取り出すという目的で行われてきた方法として切片状に取り出した脳組織の組織培養法がある。成熟動物の脳組織を培養することを目的として,成熟ラットの大脳皮質を従来よりはるかに薄く(100-150μ)切り出し,通常の培養液で培養した。その結果,約1週間にわたって一部神経細胞の生存維持が可能であることがわかった。次に培養雰囲気中酸素分圧のコントロールと培養液灌流の効果を検討した。高低濃度の酸素分圧いずれでも組織の変性は避けられなかった。生体外に取り出した脳組織に対して培養液を連続的灌流してやることにより神経細胞の萎縮変性が防止でき,また神経活動も維持される可能性が明らかとなってきた。そこでこれらを無菌下で行い,培養液の溶存酸素やpH,グルコース濃度などを計測しつつ,神経活動を記録することができる脳組織灌流維持装置を開発し,現在本装置を利用して最適培養条件を探り,成熟脳組織培養法としての確率を目指している。(図1)
研究分野
  • 計測機器一般
  • 生物科学研究法一般
  • 細胞生理一般
  • 中枢神経系
  • 生体計測
関連発表論文 (1)K Yamada and T Ogawa, Slice cultures of 3-4 week-old rat visual cortex., The Japanese Journal of physiology, 44, suppl. 1 S162 (1994)
(2)K Yamada, T Shirokawa and T Ogawa, Organotypic slice culture of 3-4 week-old rat neocortex, 24th. Annual Meeting Society for Neuroscience, 28.20 (1994)
(3)K Yamada and T Ogawa, Effect of partial oxygen pressure on survival of adult neocortical slice culture preparation, Neuroscience Research, Supplment 20, S268 (1996)
研究制度
  • 共同研究等促進事業、秋田県「脳活動に伴う二次信号の計測とその発生機序に関する研究」/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 山田 勝也. 脳組織代謝活性と神経活動の維持. 共同研究等促進事業 秋田地区「脳活動に伴う二次信号の計測とその発生機序に関する研究」共同研究終了報告書,2000. p.576 - 582.

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