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PETを用いた神経系の可塑性に関する研究

研究報告コード R990003996
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 今村 一之
研究者所属機関
  • 大阪バイオサイエンス研究所、浜松ホトニクス中央研究所PETセンター、ウプサラ大学PETセンター
研究機関
  • (財)大阪バイオサイエンス研究所
  • 浜松ホトニクス中央研究所PETセンター
  • ウプサラ大学PETセンター
報告名称 PETを用いた神経系の可塑性に関する研究
報告概要 脳の緻密な機能構築は,発達期に種々の影下界の響を受けながら完成していくことはよく知られている。一方,一度完成した脳が損傷を受けた際や老齢変化の過程で機能が失われた場合,機能回復の細胞機構についてはほとんどなにも知られていない。脳の可能性の細胞・分子機構を明らかにし,最終的にはリハビリテーションの効率を飛躍的に改善する新たな機能回復学を確立することを目標に研究を行った。片眼の視力が著しく低下した弱視患者の視覚反応をポジトロンエミッショントモグラフィー(PET)を用いて検索した結果,患眼の大脳視覚野の活性化の異常が同側半球の線条体外視覚野に同定された。この成績はサルを用いたPETおよび神経科学的研究により詳細に検討された。また,成体の脳の可塑性のモデルとして逆転視野への順応を取り上げ,PETによる脳賦活化実験により,この順応に関与する前頭葉を含む大脳皮質領野を明らかにした。大脳皮質の可能性の研究には分子・細胞レベルからヒト病態レベルまで異なった階層の研究を並行して進め、研究成果を統合していくことが極の重要である。
画像

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研究分野
  • 中枢神経系
  • 視覚
  • 基礎放射線医学
関連発表論文 (1)Imamura, K., Onoe, H., Watanabe, Y., Andersson, J., Hetta, J., Schneider, H., Reineck, R., Lidstrom, K., Okura, M., and Langstrom, B. (1996) Regional activation of human cerebral cortex upon an adaptation in mirror drawing. Neurosci. Lett., 209, 185-188.
(2)Imamura, K., Richter, H., Fischer, H., Lennerstrand, G., Franzen, O.m Rydberg, A., Andersson, J., Schneider, H., Onoe, H.m Watanabe, Y., and Langstrom B. (1997) Reduced activity in the extrastriate visual cortex of individuals with strabismic amblyopia. Neurosci. Lett., 225, 173-176.
(3)Imamura, K., Takahashi, M., Okada, H., Tsukada, H., Shiomitsu, T., Onoe, H., and Watanabe, Y. (1997) A novel near infra-red spectrophotometry system using microprobes: its evaluation and application for monitoring neuronal activity in the visual cortex. Neurosci. Res., 28, 299-309.
研究制度
  • 国際共同研究事業、サブフェムトモルバイオ認識プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 今村 一之. PETを用いた神経系の可塑性に関する研究. 国際共同研究事業 サブフェムトモルバイオ認識プロジェクト 研究終了報告書(研究期間:1993-1997),1998. p.372 - 402.

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