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過冷金属の安定化制御と新材料創製

研究報告コード R030000164
掲載日 2005年2月22日
研究者
  • 西山 信行
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団
報告名称 過冷金属の安定化制御と新材料創製
報告概要 極めて大きなガラス形成能を有するPd-Cu-Ni-P過冷金属の結晶化を速度論的解析、及び熱力学的手法により検討した。ガラス形成能に及ぼす不純物、あるいは製作雰囲気などの外的因子、あるいは合金組成の影響を定量的に明らかにした。これらの知見に基づき、工業上有用な新規材料の開発を行った。この結果、結晶化熱処理を施すことにより最適組織を実現したFe-TM-Ln-B系硬質磁性材料、軽量・高強度特性を示すMg-TM-Ln系過冷金属および高密度積層欠陥導入型六方晶Mg基合金の開発に成功した。一例として、Mg97Zn1Y2合金を比較的早い冷却速度が得られるように鋳造すると、特異な構造をもつ固溶体単相組織が得られる。この材料を鋳造し、圧延・圧延熱処理を行うと、商用Mg合金AZ91Dの3倍以上の塑性伸びを示すことが分かった。以上のように、過冷金属特有の性質を活かした工業材料の開発に対する知見を得ることが出来た。
画像

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研究分野
  • 金属の結晶構造
  • 変態組織,加工組織
  • 金属材料一般
関連発表論文 (1) N. Nishiyama and A. Inoue, Mater. Trans., JIM, 38, 464 (1997)
(2) N. Nishiyama and A. Inoue, Acta Mater., 47, 1487 (1999)
(3) N. Nishiyama and A. Inoue, Appl. Phys. Lett., 80, 568 (2002)
(4) N. Nishiyama and A. Inoue, Mater. Trans, in press.
(5) A. Inoue, N. Nishiyama and T. Matsuda, Mater. Trans., JIM. 37, 181 (1996)
(6) N. Nishiyama and A. Inoue, Mater. Res. Soc. Symp. Proc. 554, 125 (1999)
(7) N. Nishiyama, M. Matsushita and A. Inoue, Mater. Res. Soc. Symp. Proc. 644, L3.1.1 (2001)
(8) N. Nishiyama and A. Inoue, Appl. Phys. Lett., 80, 568 (2002)
(9) N. Nishiyama, M. Matsushita and A. Inoue, Scripta Mater., 44, 1261 (2001)
(10) N. Nishiyama, M. Horino, O. Haruyama and A. Inoue, Appl. Phys. Lett., 76, 3914 (2000).
研究制度
  • 創造科学技術推進事業 井上過冷金属プロジェクト
研究報告資料
  • 西山 信行. 過冷金属の安定化制御と新材料創製. 創造科学技術推進事業 井上過冷金属プロジェクトシンポジウム要旨集-過冷金属の本性と安定化機構の解明-(研究期間:1997-2002),2002. p.47 - 60.

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