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「ジーンセレクター」による細胞運命制御

研究報告コード R030000168
掲載日 2005年2月22日
研究者
  • 八巻 真理子
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団
報告名称 「ジーンセレクター」による細胞運命制御
報告概要 多くの「ジーンセレクター」を発見し、単離・精製するなかで、転写基本因子TFIID複合体の最大サブユニットであるCCG1(human cell cycle gene 1)と相互作用する因子CIA(CCG1-intarcting factor)を見出した。CIAもCCG1とともに細胞増殖に関与する可能性が高い。CIAは酵母から多細胞生物まで1次配列が高度に保存され、遺伝子発現時のクロマチン構造変換に中心的な役割を果たすヒストンシャペロン機能を有することを明らかにした。著者らが見出したヒストンシャペロンCIAはアポトーシス抑制因子であるCCG1と相互作用することから、アポトーシス機構に関わることが予測された。単細胞生物酵母にも多細胞生物様アポトーシスが存在することが示唆され、それが、遺伝子発現時のヒストンシャペロン機能を持つ重要な核内因子の欠損によって誘導されることが明らかになった。出芽酵母、動物細胞を用いた実験から、単細胞真核細胞生物、多細胞真核細胞生物には共通したアポトーシス機構が存在することが示唆された。YOR004wを発現した大腸菌もアポトーシス様の細胞死をおこすことから、「細胞死」の機構は原核単細胞生物に起源をもつ可能性が示された。
画像

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研究分野
  • 遺伝子発現
関連発表論文 Yamaki, M., Umehara, T., Chimura, T. & Horikoshi, M. Cell death with predominant apoptotic features in Saccharomyces cerevisiae mediated by deletion of the histone chaperone ASF1/CIA1. Genes Cells 6, 1043-1054 (2001)
研究制度
  • 創造科学技術推進事業 堀越ジーンセレクタープロジェクト
研究報告資料
  • 八巻 真理子. 「ジーンセレクター」による細胞運命制御. 創造科学技術推進事業 堀越ジーンセレクタプロジェクトシンポジウム「ジーンセレクタ ~遺伝子発現の主役~」(研究期間:1997-2002),2002. p.67 - 84.

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