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ウィルスのないインターネットに向けて ~オペレーティングシステムからのアプローチ~

研究報告コード R030000275
掲載日 2005年2月22日
研究者
  • 河野 健二
研究者所属機関
  • 電気通信大学情報工学科
研究機関
  • 電気通信大学
報告名称 ウィルスのないインターネットに向けて ~オペレーティングシステムからのアプローチ~
報告概要 本研究の目的は、インターネットなどの開放性の高い分散環境においても、高いセキュリティを保証し、安心して利用できる計算機環境を提供することにある。インターネットなどの広域分散環境は、不特定多数のユーザが利用する環境であり、ユーザの匿名性がきわめて高い。従来のオペレーティングシステム(OS) は、あらかじめ登録された利用者のみから利用されることを想定しており、不特定多数のユーザにサービスを提供することは想定していない。そのため、広域分散環境の匿名性を悪用した不正アクセスに対して、従来のOS が提供する保護機構はきわめて無力である。本研究のねらいは、従来のOS が提供してきたプロセス・モデル、保護のモデル、資源の管理方式を見直し、開放的分散環境に適したOS のモデルとその実現方式を確立することにある。開放的分散環境を念頭において、それらの諸概念を基本から設計し直し、新たなモデルに基づいたOS カーネルを提供する。
画像

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研究分野
  • ドキュメンテーション
  • 研究開発
  • ディジタル計算機ハードウェア一般
  • 入出力インタフェイス
関連発表論文 (1) T. Shinagawa, K. Kono and T. Masuda: Fine-grained protection domains based on segmentation mechanism, Presented at JSSS SPA 2000.
(2) 金子済,河野健二,益田隆司:悪意ある外部プログラムによるリソース濫用の防止-ファイルキャッシュのケーススタディー,情報処理学会研究会報告 (2000-OS-43), pp.205-212, 2000.
(3) Kenji Kono and Takashi Masuda: Efficient RMI: Dynamic Specialization of Object Serialization, In Proceedings of IEEE International Conference on Distributed Computing Systems, pp.308-315, 2000.
(4) T. Shinagawa, K. Kono and T. Masuda: Exploiting segmentation mechanism for protecting against malicious mobile code, Technical Report (TR00-02), Department of Information Science, University of Tokyo.
(5) 河野健二,益田隆司:オブジェクト整列化の動的特化による効率的なRMIの実現,情報処理学会論文誌,41巻10号, pp.2916-2925, 2000.
(6) 品川高廣,河野健二,益田隆司:Webブラウザのための安全なプログラム実行環境の実現,情報処理学会研究会報告 (2001-OS-87), pp.121-128, 2001.
(7) 金子済,河野健二,清水謙太郎:メモリ占有DoS攻撃の防止:優先度付きメモリ管理,情報処理学会研究会報告 (2001-OS-87), pp.113-120, 2001.
(8) 品川高廣,河野健二,益田隆司:ヘルパアプリケーションの安全な実行環境,情報処理学会研究会報告 (2001-OS-88), pp.67-74, 2001.
(9) 品川高廣,河野健二,益田隆司:実行可能コンテンツの安全な実行環境,日本ソフトウェア科学会 SPA 2002.
(10) 品川高廣,河野健二,益田隆司:実行可能コンテンツの安全な実行環境,情報処理学会論文誌,43巻6号, pp.1677-1689, 2002.
(11) 品川高廣,河野健二,益田隆司:細粒度保護ドメインによる軽量なサンドボックスの実現,情報処理学会研究会報告 (2002-OS-90), pp.87-94, 2002.
(12) Luciano P. Barreto, Gilles Muller, Julia L. Lawall and Kenji Kono: A framework for simplifying the development of kernel schedures: Design and performance evaluation, Technical Report (02/8/INFO), Ecole des Mines de Nantes.
(13) Wataru Kaneko. Kenji Kono, and Kentaro Shimizu: Preemptive Resource Management: Defending against Resource Monopolizing DoS, Submitted for publication.
(14) Kenji Kono: Exploiting Dynamic Specialization for Efficient RMI, Submitted for publication.
(15) 河野健二:アプリケーション層プロトコルの実現を容易にするフレームワーク,投稿中.
(16) 品川高廣,河野健二,益田隆司:細粒度保護ドメインを用いたsetuidプログラムの特権コード最小化,日本ソフトウェア科学会 第19回大会論文集。
(17) Takahiro Shinagawa, Kenji Kono and Takashi Masuda: Minimizing privileged code in setuid programs, submitted for publication.
(18) Kenji Kono: April: An IDL for the programming of application-layer protocols, submitted for publication.
研究制度
  • さきがけ研究21 「情報と知」領域
研究報告資料
  • 河野 健二. ウイルスのないインターネットに向けて ~オペレーティングシステムからのアプローチ~. 「さきがけ研究21」研究報告会 「情報と知」領域 講演要旨集 第III期研究者(研究期間:1999-2002),2002. p.13 - 20.

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