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凝縮反応系の非平衡非定常ダイナミクスの研究

研究報告コード R030000356
掲載日 2005年2月22日
研究者
  • 長岡 正隆
研究者所属機関
  • 名古屋大学大学院人間情報学研究科
研究機関
  • 名古屋大学
報告名称 凝縮反応系の非平衡非定常ダイナミクスの研究
報告概要 本研究では、凝集反応系におけるエネルギー移動機構や反応分子内のエネルギー再配分機構を非平衡非定常ダイナミクスの観点からとらえて、新しい実験事実の解釈を意図した。量子化学や分子動力学(MD)法などの計算科学の手法などを基礎にモデル計算とシミュレーションを実行した。さらに数値データの可視化を通して、仮説の評価・定量化を進めて理論の確立を目指した。主な成果は次の通りである。シミュレーション手法を一酸化炭素結合型ミオグロビンのCO光解離過程に適用して、CO解離後の緩和過程を再現できた。1分子レベルでのアクチンフィラメント上でのミオシン頭部の特徴的運動をエネルギーランドスケープ模型を適用して説明した。Pd(110)表面上でのCO、NO等の解離過程をMD法で解析して、吸着分子の脱離における指向性が、非定常・非平衡過程において本質的であることを示した。超臨界水のMD解析によって、臨界点において、水はモノマーと鎖状ダイマーから成ることを明らかした。
画像

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研究分野
  • 波動方程式の解法,散乱理論
  • 分子の電子構造
  • 分子間相互作用
  • 反応速度論・触媒一般
関連発表論文 (1) 長岡ら編,物性研究,第73巻,第1号 (1999).
(2) (a) M. Nagaoka, Y. Maruyama and T. Okamoto, revised.; (b) M. Nagaoka, T. Okamoto and H. Iwasaki, in preparation.
(3) (a) M. Nagaoka, T. Okamoto and Y. Maruyama, Int. J. Quantum Chem., 80, 117-124 (2000); (b) M. Nagaoka, Prog. Theor. Phys. Suppl., 138, 588-589 (2000).
(4) (a) N. Okuyama-Yoshida, K. Kataoka, M. Nagaoka and T. Yamabe, J. Chem. Phys., 113, 3519-3524 (2000); (b) I. Okazaki, Y. Hara and M. Nagaoka, Chem. Phys. Lett., 337, 151-157 (2001).
(5) 長岡,化学,55,62-63 (2000).
(6) T. Matsubara, T. Nagai, M. Nagaoka and T. Yamabe, J. Phys. Chem. B, 105, 3235-3244 (2001).
(7) (a) Y. Hara, N. Hashimoto and M. Nagaoka, Chem. Phys. Lett., in press; (b) N. Hashimoto, Y. Hara and M. Nagaoka, ibid., in press.
(8) Y. Yamaguchi, N. Yasutake and M. Nagaoka, Chem. Phys. Lett., 340, 129-136 (2001).
研究制度
  • 計算科学技術活用型特定研究開発推進事業 物質・材料分野
研究報告資料
  • 長岡 正隆. 凝集反応系の非平衡非定常ダイナミクスの研究. 計算科学技術活用型 特定研究開発推進事業 平成10年度採択基本型 研究開発成果報告会 予稿集 ~計算で、見る・知る・予測する~ 2001. p.85 - 88.

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