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強磁場を用いた組織の超微細化による耐熱合金の強靭化

研究報告コード R040000044
掲載日 2007年5月11日
研究者
  • 木村 好里
研究者所属機関
  • 東京工業大学大学院総合理工学研究科
研究機関
  • 東京工業大学
報告名称 強磁場を用いた組織の超微細化による耐熱合金の強靭化
報告概要 金属材料の魅力は「高い強度」と壊れにくい「しなやかさ」を合わせ持つことにある。強度と靭性は構造材料の重要な「機能」であり、微視的な結晶の乱れである転位の易動度と「金属組織」に大きく依存する。省エネルギーと環境保全に貢献できる耐熱合金を設計するには、使用温度と信頼性の向上が必要であり、延性な金属相を高強度の金属間化合物相により強化する複相化が有効な手段となる。異相界面は転位の運動に対する抵抗として強度上昇、応力集中により転位の増殖源となることで延性改善の因子として働く。理想的な金属組織は異相界面が均質微細に分散している形態である。析出や相分離過程において強磁場を印加すると磁気異方性による磁場方向への組織配向、原子拡散の遅滞による組織粗大化抑制などの効果によって、母相に強化相が均一微細または層状に析出した組織形成が期待できる。本研究では、強磁場を利用した組織制御によって高強度化、高靭性化を目指す合金設計手法を考案し、強磁性の金属間化合物相を強化相とする新たな耐熱合金の設計開発基盤の構築を試みた。
研究分野
  • 金属結晶の磁性
  • 金属,合金の化学熱力学(純物質)
  • 金属材料一般
関連発表論文 Y. Kimura, K. Iida and Y. Mishima, Phase Stability and Magnetic Properties of E21-(Co,Ni)3AIC Based Alloys, MRS Proc, vol. 753, Mater. Res. Soc., Pittsburgh, PA, (2003), pp.433-438.
研究制度
  • さきがけ研究 「組織化と機能」領域
研究報告資料
  • 木村 好里. 強磁場を用いた超微細組織化による耐熱合金の強靱化. 「さきがけ研究」「組織化と機能」領域 研究報告会講演要旨集(研究機関2000-2003),2003. p.2 - 3.

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