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サイトカイニン合成酵素による植物形態形成の制御

研究報告コード R040000063
掲載日 2007年5月18日
研究者
  • 柿本 辰男
研究者所属機関
  • 大阪大学大学院理学研究科
研究機関
  • 大阪大学
報告名称 サイトカイニン合成酵素による植物形態形成の制御
報告概要 サイトカイニンは、アデニンにイソペンテニル基が結合した植物ホルモンであり、細胞分裂を誘導するとともに、未分化細胞塊を芽に分化させる作用も持つ。また、腋芽形成、栄養応答、栄養の分配、老化などにも影響する。このように植物の成長の重要な過程を制御する因子であるが、植物内在のサイトカイニンが実際にこれらの過程を調節しているのかどうかに関しては、確たる証拠はない。また、サイトカイニンが、どのようにして植物の形態形成を制御しているのかは、植物科学の重要な未解決問題である。これを知るためには、サイトカイニンがどこで、どのような経路で、どのような酵素によって合成されるのか、その合成過程はどのような調節を受けているのかを明らかにすることが必須であり、これらを目標とした。
研究分野
  • 酵素一般
  • 分子遺伝学一般
  • 酵素生理
  • 発生,成長,分化
関連発表論文 (1) Miyawaki K, Matsumoto-Kitano, M. and Kakimoto, T. Expression of cytokinin biosynthetic isopentenyltransferase genes in Arabidopsis: tissue specificity and regulation by auxin, cytokinin, and nitrate. Plant Journal, in press.
(2) Kakimoto T, Identification of Plant Cytokinin Biosynthetic Enzymes as Dimethylallyldiphosphate: ATP/ADP Isopentenyltransferases. Plant Cell Physiol., 42, 677-685 (2001)
(3) Inoue T, Higuchi M, Hashimoito Y, Seki M, Kobayashi M, Kato T, Tabata S, Shinozaki K. and Kakimoto T. ldentification of CREl as a cytokinin receptor from Arabidopsis. Nature 409. 1060-1063 (2001)
(4) Kakimoto T, Perception and signal transduction of cytokinins. Annu Rev Plant Biol 54, 605-627 (2003)
(5) Kakimoto T, Biosynthesis of cytokinins. J. Plant Res., 116, 233-239 (2003)
(6) 柿本辰男:サイトカイニンの合成と代謝,植物の環境応答と形態形成のクロストーク,岡穆宏ら(編),シュプリンガーフェアラーク東京,印刷中
(7) 岡穆宏,柿本辰男:サイトカイニン応答,同上,印刷中
(8) 柿本辰男:サイトカイニンの受容と情報伝達,植物の生長調節 38 (1) 48-57 (2003)
(9) 柿本辰男:サイトカイニン,別冊蛋白質核酸酵素,植物の形づくり(中村ら編) (2002)
(10) 柿本辰男:サイトカイニン,新しい植物ホルモンの科学(小柴,神谷編),講談社 (2002)
研究制度
  • さきがけタイプ 「認識と形成」領域
研究報告資料
  • 柿本 辰男. サイトカイニン合成酵素による植物形態形成の制御. 「さきがけタイプ」「認識と形成」領域 研究報告会講演要旨集(研究期間2000-2003),2003. p.19 - 20.

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