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時間順序の脳内協調表現

研究報告コード R040000083
掲載日 2007年5月18日
研究者
  • 北澤 茂
研究者所属機関
  • 順天堂大学医学部
研究機関
  • 順天堂大学
報告名称 時間順序の脳内協調表現
報告概要 脳のニューロン間の信号の伝達には時間がかかり、しかも多数のループがあるので、信号の前後関係は逆転しやすい。しかし、信号の順序の誤りは生存を脅かす可能性があるから、脳の中には、時間を安定に表現するための何らかの原理が隠されているはずだ。100-1000億のニューロンを協調させて高度な情報処理を実現している脳の中で、信号の時間順序がいかに決定され表現されているかを明らかにし、脳の中の時間情報処理の基本原理に迫ることが本研究の大きなねらいである。本研究では、信号Aと信号Bという2個の信号の時間順序を正しく判断する、という一見簡単な課題を脳がどのように解決するのかを研究の対象にした。特に、右手と左手を短い間隔で触った時の時間順序を脳がどのようにして判断しているかを、ヒト被験者を対象にした心理物理的手法と非侵襲脳活動計測法を用いて調べた。さらに神経細胞レベルでの解明を目指して動物実験モデルを作成した。
研究分野
  • 神経系一般
  • 脳・神経系モデル
  • 神経の基礎医学
関連発表論文 (1) Yamamoto S, Kitazawa S. Reversal of subjective temporal order due to arm crossing. Nat Neurosci 4: 759-765, 2001.
(2) Yamamoto S, Kitazawa S. Sensation at the tips of invisible tools. Nat Neurosci 4: 979-980, 2001.
(3) Yin PB, Kitazawa S. Long-term aftereffects of prism adaptation in the monkey. Exp Brain Res 141:250-253, 2001.
(4) Kansaku K, Kitazawa S. Imaging studies on sex differences in lateralization of language. Neurosci Res 41:333-337, 2001.
(5) Kitazawa S, Yin PB. Prism adaptation with delayed visual error signals in the monkey. Exp Brain Res 144:258-261, 2002.
(6) Kitazawa S. Ready to unlearn. Nature 416:270-273, 2002.
(7) Kitazawa S. Optimization of goal-directed movements in the cerebellum: a random walk hypothesis. Neurosci Res. 48:289-294, 2002.
(8) Kitazawa S. Where conscious experience takes place. Conscibusness & Cogn 11:475-477, 2002.
(9) 山本慎也,北澤茂道 具の先端における知覚,脳の科学 24:67-69, 2002.
(10) 北澤 茂:腕交差が顕す時間順序判断の空間依存.VISION 14:79-82, 2002
研究制度
  • さきがけタイプ 「協調と制御」領域
研究報告資料
  • 北澤 茂. 時間順序の脳内協調表現. 「さきがけタイプ」「協調と制御」領域 研究報告会講演要旨集(研究期間2000-2003),2003. p.2 - 11.

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