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知的創造作業を支援するインタラクションパタン

研究報告コード R040000089
掲載日 2007年5月18日
研究者
  • 中小路 久美代
研究者所属機関
  • 東京大学先端科学技術研究センター
研究機関
  • 東京大学
報告名称 知的創造作業を支援するインタラクションパタン
報告概要 アプリケーションシステムは、それが提供する「表現」と「操作」とによって、それを利用するユーザがどのように問題を捉え、解を構築してゆくかに影響を与える。アプリケーションシステムを利用して知識活動をおこなう機会が増えるにつれて、利便性(usefulness)、使い易さ(usability)に加えて、使い心地(desirability)というシステムの側面が重要となると考えられる。インタラクションデザインは、ユーザが、どのような表現や操作を通してシステムとのインタラクションデザインをおこなうべきか、を規定していく。使い心地を考慮したソフトウェアを開発するためには、人間の認知特性、可視化手法、表現可能性、計算機での実現性といった、様々な要素を総合的に理解した上で、インタラクションをデザインしていく必要がある。ところが現状では、インタラクションデザインという作業そのものを系統的におこなう仕組みは確立されていない。本研究の狙いは、そのようなインタラクションデザインを工学的に支援することにあった。これを目的として本研究が採ったアプローチは、優れたインタラクションデザインを創出し、それが有効に作用する利用者の認知的なコンテキストを同定した上で、そのデザインをパタンとしてモデル化し、カタロギングするというものであった。アプリケーションシステムの構築時に、カタログ化したインタラクションデザインパタンを適用することで、類似した認知的コンテキストを執るユーザにとってより使い心地の良いシステムとなるようなインタラクションを、デザインすることが可能となると考えられたためである。
研究分野
  • 人間機械系
  • 情報工学基礎理論一般
  • 計算機ソフトウエア一般
関連発表論文 (1) 中小路久美代,山本恭裕,創造的情報創出のためのナレッジインタラクションデザイン,人工知能学会論文誌,March, 2004 (掲載予定).
(2) 高嶋章雄,山本恭裕,中小路久美代,探索的データ分析のための時間的な概観と詳細の表現およびインタラクションに関する研究,情報処理学会論文誌,November, 2003 (掲載予定).
(3) K. Nakakoji, Y. Yamamoto, Knowledge Interaction Design for Creative Knowledge Work, International Journal of Human-Computer Studies, Elsevier Science, December, 2003 (掲載予定).
(4) K. Nakakoji, Y. Yamamoto, A. Aoki, Third Annual Special Issue on Interface Design, Interactions, ACM Press, Vol.IX.2, pp.99-102, March+April, 2002.
(5) K, Nakakoji. Y. Yamamoto. What does the Representation Talk Back to You?, Knowledge-Based Systems Journal, Special Issue on Semiotic Approaches to Human-Computer Interaction, Vol.14., No.8, pp.449-453, 2001.
(6) 中小路久美代,Collective Creation のための感性的コミュニケーション,システム制御情報学会,インタラクションによる感性的コミュニケーション特集号,Vol.45, No.6, pp.314-321, June, 2001.
(7) 大平雅雄,中小路久美代,蔵川圭,山本恭裕,少人数実践プロジェクトにおける協調学習支援環境 L-EVIDII の提案,教育システム情報学会,「知識コミュニケーションの方法論と支援技術」特集号,Vol.18, No.3-4(秋・冬合併号),pp.328-339, December, 2001.
(8) K. Nakakoji, M. Ohira, Y. Yamamoto, Computational Support for Collective Creativity, Knowledge-Based Systems Journal, Elsevier Science, Vol.13, No.7-8, pp.451-458, December, 2000.
(9) Y. Yamamoto, K. Nakakoji, S. Takada, Hands-on Representations in a Two-Dimensional Space for Early Stages of Design, Knowledge-Based Systems Journal, Elsevier Science, Vol.13, No.6, pp.375-384, November, 2000.
(10) 大平雅雄,山本恭裕,蔵川圭,中小路久美代,EVIDII:差異の可視化による相互理解支援システム,情報処理学会論文誌,「知識と情報の共有」特集号,Vol.41, No.10, pp.2814-2826, October, 2000.
研究制度
  • さきがけタイプ 「協調と制御」領域
研究報告資料
  • 中小路 久美代. 知的創造作業を支援するインタラクションパターン. 「さきがけタイプ」「協調と制御」領域 研究報告会講演要旨集(研究期間2000-2003),2003. p.68 - 74.

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