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蛋白核外移行を制御する生物活性物質の合成

研究報告コード R070000032
整理番号 R070000032
掲載日 2008年4月11日
研究者
  • 村上 啓寿
研究者所属機関
  • 大阪大学薬学研究科薬用資源解析学講座
研究機関
  • 大阪大学薬学研究科薬用資源解析学講座
報告名称 蛋白核外移行を制御する生物活性物質の合成
報告概要 細胞は、生命を維持するために特定のタンパク質を核と細胞質間で輸送しており、その物質輸送は一般には核に存在する核膜孔と呼ばれる小孔を介して行われる。最近になり、単純拡散では核膜孔を通過できない分子量を有するタンパクの核から細胞質への核外輸送について研究がなされ、核外移行シグナル(NES)と呼ばれる特定のアミノ酸配列を有するタンパクが、輸送担体CRM1に認識されて核外へと移行されることが見い出された。NESを含有する代表的なタンパクとしては、HIV-1ウィルスの増殖に関与するRev蛋白や多数のがん細胞の増殖に関与するMEKが報告されている。また、これらの蛋白の核外移行が阻害されるとエイズウィルスやがん細胞の増殖が抑制されることも明らかにされている。そこで、本研究課題では、人類がこれまで服用してきた副作用のほとんどない薬用植物から見出したNES含有蛋白の核外移行阻害天然物をシーズ(種)分子として位置づけ、新たな作用機序を有する抗エイズ薬や抗ガン剤に繋がるリード化合物を合成化学的に探索することを目的とする。
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研究分野
  • 抗腫よう薬の基礎研究
  • 抗ウイルス薬の基礎研究
関連発表論文 (1) 薬用植物由来の核外移行シグナル受容体阻害成分の探索、第39回植物化学シンポジウム、東京、2002年11月
(2) 核外移行シグナル含有蛋白を標的とする生物活性天然物の探索、日本薬学会東海支部特別講演会、名古屋、2003年2月
(3) 薬用植物由来の核外移行シグナル受容体阻害成分の探索、富山医科薬科大学和漢薬研究所セミナー、富山、2003年3月
(4) 核外移行シグナル受容体阻害天然物の探索、徳島文理大学薬学部第4回オープン・リサーチ・センター研究発表会、徳島、2003年12月
(5) 蛋白核外移行を制御する分子の探索、日本薬学会第124年会ミニシンポジウム:薬学における生命志向型化学、大阪、2004年3月
(6) 薬用植物資源の新しい視点からの活用、第24回大阪産業創造館「わいわいがやがやバイオコロニー」ミーティング、大阪市、2004年9月
(7) New inhibitors for receptor of nuclear export signal from medicinal plants、Nanjing International forum on traditional Chinese medicine and the second world congress on Chinese medicine、南京、2004年10月
(8) New Inhibitors for Receptor of Nuclear Export Signal from Medicinal Plants、1st SEOUL-OSAKA-KYOTO JOINT SYMPOSIUM ON PHARMACEUTICAL SCIENCES FOR YOUNG SCIENTISTS Chemo Genomics 2004、京都、2004年12月
(9) Synthesis of probe molecules derived from biologically active natural products、3rd Japan-Korea Young Scientists Meeting on Bioorganic and Natural Products Chemistry、三田、2005年9月
(10) New Inhibitor for Receptor of Nuclear Export Signal from Medicinal Plants、AIMECS03(ポスター発表)、京都、2003年10月
(11) SEARCH FOR NEW ANTI-HIV LEADS THROUGH INHIBITING NUCLEAR EXPORT OF REV、6th Australia/Japan Symposium on Drug Design & Development(ポスター発表)、シドニー、2004年6月
(12) Exloration for new anti-HIV leads inhibiting nuclear export of Rev protein 1st SEOUL-OSAKA-KYOTO JOINT SYMPOSIUM ON PHARMACEUTICAL SCIENCES FOR YOUNG SCIENTISTS Chemo Genomics 2004(口頭発表)、京都、2004年12月
(13) New Inhibitor for Nuclear Export of MEK through non-NES Antagonism、1st SEOUL-OSAKA-KYOTO JOINT SYMPOSIUM ON PHARMACEUTICAL SCIENCES FOR YOUNG SCIENTISTS Chemo Genomics 2004(口頭発表)、京都、2004年12月
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/合成と制御
研究報告資料
  • 村上 啓寿. 蛋白核外移行を制御する生物活性物質の合成. さきがけプログラム「合成と制御」領域 Ⅱ期研究者・研究報告書(研究期間2002-2005年), 2006. p.123 - 138.

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