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巨視的応答性を有する超分子ポリマーの創製

研究報告コード R070000037
整理番号 R070000037
掲載日 2008年4月11日
研究者
  • 浜地 格
研究者所属機関
  • 京都大学大学院工学研究科
研究機関
  • 京都大学大学院工学研究科
報告名称 巨視的応答性を有する超分子ポリマーの創製
報告概要 本研究の目的は、自発的組織化によって形成される超分子ポリマーの創製とその機能材料化である。これまでに私は、固相合成を利用したコンビナトリアルケミストリーを駆使して構築した糖脂質を基本骨格とする小分子化合物ライブラリーの中から超分子ポリマー型のヒドロゲルを発見した。これらは小分子を基本骨格とするため、ナノメートルレベルの精度で機能材料の巨視的な構造・機能を制御出来る可能性がある。実際に超分子ヒドロゲルは、非共有結合的相互作用の集積によって従来のポリマー類似の繊維状構造を形成し、そのいくつかは感温性の体積相転移挙動というマクロ動的特性を有する世界で初めての超分子ポリマーであった。本研究では、固相合成法による超分子形成能を持った小分子化合物ライブラリーの構築とその超分子組織体の糟密な構造解析を行ない、得られた知見を基にして合理的デザイン指針を確立することによって、ナノメートルレベルの分子設計を墓にマクロな機能を制御できる新機能材料としての超分子ポリマーの探索・創製を目指した。得られる超分子ポリマーは刺激応答性キャリアや生体高分子のソフトな固定化ナノマトリックス(バイオ超分子ゲルチップ)など既存の高分子とは異なる革新的なナノバイオ材料として大きな展開が期待できる。
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研究分野
  • 高分子固体の構造と形態学
関連発表論文 (1) Ibuki Yoshimura, Yoshifumi Miyahara, Noriyuki Kasagi, Hiroki Yamane, Akio Ojida, Itaru Hamachi Molecular Recognition in a Supramolecular Hydrogel to Afford a Semi-wet Sensor Chip Journal of the American Chemical Society, 126, 12204-12205, 2004
(2) Shigeki Kiyonaka, Kazuki Sada, Ibuki Yoshimura, Seiji Shinkai, Nobuo Kato, Itaru Hamachi Semi-wet peptide/protein array using supramolecular hydrogel Nature, Materials, 3, 58-64, 2004
(3) Satoshi Yamaguchi, Ibuki Yoshimura, Takahiro Kohira, Shunichi Tamarui, Itaru Hamachi Cooperation between Artificial Receptor and Supramolecular Hydrogels for Sensing and Discriminating Phosphate Derivatives Journal of the American Chemical Society, 127, 11835-11841, 2005
(4) Yoichiro Koshi, Eiji Nakata, Hiroki Yamane, Itaru Hamachi A Fluorescent Lectin Array Using Supramolecular Hydrogel for Simple Detection and Pattern Profiling for Various Glycoconjugates Journal of the American Chemical Society, 128, 10413-10422, 2006
(5) Semi-wet Supramolecular Hiydrogel as Nano-biomaterials I. Hamachi, ICMAT 2005, Singapore (Singapore)
(6) Self-assembled Nanofiber Scaffold for Peptide/Protein Array I. Hamachi, 4th Multidisciplinary Workshop on Self-assembled Peptide/Protein 2005, Crete (Greece)
(7) Semi-wet Supramolecular Materials for Nano-biotechnology I. Hamachi, Pacfichem 2005, Hawaii (USA)
(8) 蛋白質機能制御のための化学生物学的新手法の開発 浜地 格 日本化学会第86春季年会,(船橋)2006
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/合成と制御
研究報告資料
  • 浜地 格. 巨視的応答性を有する超分子ポリマーの創製. さきがけプログラム「合成と制御」領域 Ⅲ期研究者・研究報告書(研究期間2003-2006年), 2007. p.37 - 45.

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