TOP > 研究報告検索 > クロマチンの動的構造変換による遺伝子発現の制御

クロマチンの動的構造変換による遺伝子発現の制御

研究報告コード R070000111
整理番号 R070000111
掲載日 2008年4月11日
研究者
  • 中山 潤一
研究者所属機関
  • 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター
研究機関
  • 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター
報告名称 クロマチンの動的構造変換による遺伝子発現の制御
報告概要 エピジェネティックな現象を説明する機構として、DNA自身のメチル化やクロマチンの構造変化などが挙げられているが、その詳細な分子メカニズムには不明な点が多く残されている。本研究では、高次クロマチン構造という点で高等動物細胞と多くの共通点を有する分裂酵母をモデル材料として利用することで、クロマチン構造に基づくエピジェネティックな現象が、どのように我々ヒト細胞における遺伝情報の伝達に関わっているのか、分子レベルで解明することを目的としている。特に、1) DNA複製に際して高次クロマチン構造がどのように伝えられるのか、ヘテロクロマチン蛋白質の結合状態、ヒストンの修飾変化に注目して解析を行なう、2) クロマチン構造が動的な変化を受ける場合に、どのような因子が必須であり、またどのような過程を経て変化するのか調べる、3) 高等真核生物での細胞の分裂寿命とクロマチンの構造変化との関係について、分裂酵母から得られた分子情報をもとに解析を試みる。以上の研究は、エピジェネティックという現象がどのように生物一般の遺伝情報伝達に関わっているか、解明する基礎になると考えられる。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

R070000111_01SUM.gif R070000111_02SUM.gif R070000111_03SUM.gif R070000111_04SUM.gif
研究分野
  • 遺伝子発現
関連発表論文 (1) Nakayama J, Klar AJ and Grewal SI. (2000) A chromodomain protein, Swi6, performs imprinting functions in fission yeast during mitosis and meiosis. Cell 101: 307-317
(2) Nakayama J, Rice JC, Strahl BD, Allis CD and Grewal SI. (2001) Role of histone H3 lysine 9 methylation in epigenetic control of heterochromatin assembly. Science 292: 110-113
(3) Sadaie M, Iida T, Urano T and Nakayama J. (2004) A chromodomain protein, Chp1, is required for the establishment of heterochromatin in fission yeast. EMBO J. 303: 3825-3835
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/タイムシグナルと制御研究領域
研究報告資料
  • 中山 潤一. クロマチンの動的構造変換による遺伝子発現の制御. 2004年度 “タイムシグナルと制御”研究領域 報告会 要旨集 生命と時間 -新しい生命原理を求めて-, 2004. p.75 - 80.

PAGE TOP