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量子縺れ最適回復プロトコル導出を可能にする量子状態の判定・測定法

研究報告コード R070000128
整理番号 R070000128
掲載日 2008年4月11日
研究者
  • 石坂 智
研究者所属機関
  • NEC基礎・環境研究所
研究機関
  • NEC基礎・環境研究所
報告名称 量子縺れ最適回復プロトコル導出を可能にする量子状態の判定・測定法
報告概要 本研究では、まず純粋状態のLOCC変換におけるSchmidt階数に関する制限事項に着目し、非常に弱いエンタングルメントである束縛エンタングルメントが、その制限を完全に取り除いてしまう事を示す。これは、束縛エンタングルメントを利用したLOCC(PPT保存写像)の下で、エンタングルメントの分類が著しく簡単化される事を意味している。次いで、漸近領域におけるエンタングルメント測度の計算を通して、PPT 保存写像の下におけるエンタングルメントの等価性に関する幾つかの知見を明らかにする。更に、混合状態の変換では、PPT 保存写像でも取り除けない制限事項、すなわちSchmidt 数とは独立な強い単調性が存在している事を明らかにする。最後に、エルミート行列の集合における幾何学的構造に着目し、Schmidt数とは独立な強い単調関数を導出する。また、エンタングルメントの回復性がエルミート行列の幾何学的性質と密接に関係している事を示し、コピー数が有限である場合におけるエンタングルメント回復の判定条件(必要条件)を導出する。
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研究分野
  • 量子力学一般
関連発表論文 (1) S. Ishizaka, Phys. Rev. Lett. 93, 190501 (2004).
(2) S. Ishizaka and M. B. Plenio, Phys. Rev. A 71 , 052303 (2005).
(3) S. Ishizaka, Quantum Communication, Measurement and Computing edited by S. M. Barnet, et. al., (AIP) pp. 261-264.
(4) S. Ishizaka and M. B. Plenio, Phys. Rev. A 72, 042325 (2005).
(5) S. Ishizaka, Phys. Rev. A 69, 020301(R) (2004).
(6) S. Ishizaka, Phys. Rev. A 73, 062308 (2006).
(7) S. Ishizaka, Phys. Rev. A 67, 060301 (R) (2003).
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/量子と情報研究領域
研究報告資料
  • 石坂 智. 量子縺れ最適回復プロトコル導出を可能にする量子状態の判定・測定法. 「量子と情報」研究領域 第1回研究終了報告会 要旨集, 2006. p.1 - 8.

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