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IT社会のための質感の記録と再現に関する研究

研究報告コード R070000145
整理番号 R070000145
掲載日 2008年4月11日
研究者
  • 津村 徳道
研究者所属機関
報告名称 IT社会のための質感の記録と再現に関する研究
報告概要 商品の色や質感は,商品の印象を大きく左右する重要な要素の一つである。開発段階においては,色や質感は,形状と同様に,数値的な値ではなく実際に物体を観察することでのみ評価されることが多い。形状に関しては,モックアップを作成したり,コンピュータグラフィックスによる表示により試作前にある程度評価は可能である。しかし,色や質感に関しては,その表示デバイス依存性,照明環境依存性や,色や質感の正確な表現技術の未成熟さ等から試作前の評価は困難であり,開発サイクルにおけるボトルネックとなっているケースが多い。したがって,商品の色や質感を予測し,人間の目に観察される画像として正確に再現することが現在求められている。さらに,異なる場所(地域)に所在を持つセクションが,ネットワークを介して協調し,商品開発を短いサイクルで実現するためには,ネットワークを介した色や質感の正確な伝送が必要となる。色や質感は観察者の照明などの環境に大きく依存するため,異なる環境下間の色や質感の正確な再現が求められている。本研究課題では,色や質感の記録と再現に関する新しい学問領域として質感工学を立ち上げ,その要素技術とその応用に関わるフレームワークに関してまず考察した。さらにその考察に基づき具体的な事例研究を行った。なお,こここでは、商品開発を例に質感工学に関わるフレームワークを説明するが,これは,電子商取引や電子美術館,遠隔医療,化粧品評価など多様な応用に適応することが可能である。
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研究分野
  • 図形・画像処理一般
関連発表論文 (1) Koichi Takase, Norimichi Tsumura, Toshiya Nakaguchi and Yoichi Miyake, Fast Estimation Algorithm for Calculation of Reflectance Map based on Wiener Estimation Technique, OPTICAL REVIEW (2004, Accepted).
(2) 津村徳道,池田哲男,三宅洋一,表示デバイスや視環境に依存しない物体の光沢感再現法,映像情報メディア学会誌,Vol.58.No.9, PP.1324-1329(2004).
(3) Norimichi Tsumura, Nobutoshi Ojima, Kayoko Sato, Mitsuhiro Shiraishi, Hideto Shimizu, Hirohide Nabeshima, Syuuichi Akazaki, Kimihiko Hori, Yoichi Miyake, Image-based akin color and texture analysis/synthesis by extracting hemoglobin and melanin information in the skin, acm Transactions on Graphics, Vol.22, No.3. pp.770-779(2003). (Proceedings of ACM SIGGRAPH 2003)
(4) Norimichi Tsumura, Kunlaya Cherdhirunkorn, and Yoichi Miyake, Spectral Based Color Correction Technique Compatible with sRGB System: Spectral Turn Technique, OPTICAL REVIEW (to be submitted)
(5) Toru Ishii, Norimichi Tsumura, Masami Shishikura, Yoichi Miyake, "Reproducing 3D Prints on Monitor by Relative-Glossiness Matching Technique", JIST (to be submitted).
(6) Takashi Sugaya, Koichi Takase, Toshiya Nakaguchi, Norimichi Tsumura, Yoichi Miyake, Chiba University Hideto Motomura, Super Resolution Based on Texton Substitution, ACM SSIGGRAPH 2004 Poster (2004.8.10,11,LA)
(7) Norimichi Tsumura, Nobutoshi Ojima, Toshiya Nakaguchi, Yoichi Miyake, "Empirical model of skin diffuse reflectance for skin color analysis," 2004 ICO International Conference Optics & Photonics in Technology Frontier, pp.117-118, Chiba, japan, July, 2004.
(8) Koichi Takase, Norimichi Tsumura, Toshiya Nakaguchi, Yoichi Miyake, "Rapid BRDF estimation method from measured radiances based on Wiener estimation technique," 2004 ICO International Conference Optics pp.315-316, Chiba, Japan, July, 2004
(9) Norimichi Tsumura, Minh Nguyet Dang, and Yoichi Miyake, Estimating the Directions to Light Sources Using Images of Eye for Reconstructing 3D Human Face, IS&T/SID's 11th Color Imaging Conference, Color Science, Systems and Appl., 77-81(2003).
(10) Toru ishii, Norimichi Tsumura, Masami Shishikura, Yoichi Miyake, Reproducing 3D Prints on Monitor by Relative-Glossiness Matching Technique, IS&T/SID's 11th Color Imaging Conference, Color Seience, Systems and Appl., 23-29(2003).
(11) Norimichi Taumura, Nobutoshi Ojima, Kayoko Sato, Mitsuhiro Shiraishi, Hideto Shimizu, Hirohide Nabeshima, Syuuichi Akazaki, Kimihiko Hori, Yoichi Miyake, image-based skin color and texture analysis/synthesis by extracting hemoglobin and melanin information in the skin, acm Transactions on Graphics, Vol.22, No.3. pp.770-779(2003). (Proceedings of ACM SIGGRAPH 2003)
(12) K. Cherdhirunkorn, N. Tsumura and Y. Miyake, Spectral Based Color Reproduction Compatible with sRGB System under Mixed Illumination Conditions for E-Commerce, Proc. IS&T PICS Conference, 264-269(2003, Rochester).
(13) M. Okuyama, N. Yokoyama, D. Nakao, N. Tsumura and Y. Miyake, Accurate Mapping Pigmentations in Human Skin by Spatio-Temporal Moduklation of Light Source in the Multi-spectral Imaging, Proc. IS&T PICS Conference, 272-277(2003, Rochester).
(14) T. Ikeda, N. Tsumura and Y. Miyake, Device Independent Gloss Reproduction Model for E-Commerce: Estimation of Radiance on Display, Proc. IS&T PICS Conference, 425-428(2003, Rochester).
(15) T. Fujimaki, K. Ishii, N. Tsumura and Y. Myake, Proposals of Standard Spectral Image and Its Application to Designing of CCD camera, Proc. IS&T PICS Conference, 496-499(2003, Rochester).
(16) N. Ojima, N. Tsumura, H. Shimizu, H. Nabeshima, S. Akazaki, K. Hori and Y. Miyake, Measurement of Skin Chromophores by Independent Component Analysis and the Application to Cosmetics, Proc. IS&T PICS Conference, 571-574(2003, Rochester).
(17) N. Tsumura, K. Cherdhirunkorn, T. Ikeda, D. Nakao and Y. Miyake, Spectral Based Color Reproduction for E-commerce with High Compatibility, IS&T/SID's 10th Color Imaging Conference, Color Science, Systems and Appl., 246-249(2002).
(18) (招待講演)津村徳道,分光画像に基づく色と質感の再現,日本写真学会年次大会2004(2004.5.27,東京)12-13. 物体の色情報を考慮したデバイスインディペンデントな光沢感再現,阿部祥子,津村徳道,中口俊哉,三宅洋一,2004年度 日本写真学会年次大会,pp22-23, (2004.5.27)
(19) 適応的偏角分光イメージング法の提案とそのディジタルアーカイブへの応用,藤牧達彦,河西将範,中口俊哉,津村徳道,三宅洋一,2004年度 日本写真学会年次大会,pp24-25, (2004.5.27) "Adaptive gonio-photometric imaging and its application to digital archives,"
(20) マルチバンド撮影による肌の分光画像解析,上村健二,津村徳道,中口俊哉,三宅洋一,2004年度 日本写真学会年次大会,pp26-27, (2004.5.27).
(21) 肌色解析のための肌拡散反射率の経験的モデル,津村徳道,小島伸俊,中口俊哉,三宅洋一,第51回 応用物理学関係連合講演会 (2004.3.29, 八王子)1130.
(22) Wiener推定法を用いた物体の双方向反射分布関数の高速推定法,高瀬紘一,津村徳道,中口俊哉,三宅洋一,第51回 応用物理学関係連合講演会 (2004.3.28, 八王子)1115.
(23) 表示デバイスや視環境に依存しない光沢感再現手法の評価,池田哲男,津村徳道,中口俊哉,三宅洋一,第51回 応用物理学関係連合講演会 (2004.3.28, 八王子)1115.
(24) (招待講演)顔色解析・合成方法:IT時代に求められる電子化粧技術,津村徳道,独立行政法人科学技術振興機構 2004第1回基礎研究報告会 シンポジウム「ITが変える世界と生活」p.34 (2004.3.9)
(25) (招待講演)色素成分分離計測法による肌の色とテキスチャーの解析・合成,津村徳道,レーザ学会創立30周年記念レーザ学会学術講演会第24回年次大会,講演予稿集212-213 (仙台, 2004.1.29).
(26) (招待講演)OCTによる肌計測と肌面像の解析,次田哲也,津村徳道,生体医用光学ブレークスルーフォーラム 進化するバイオイメージング,予稿集 pp.27-34 (2003.12.22, 財団法人光産業技術振興協会A/B会議室))
(27) 化粧肌の質感に及ぼす光学因子 -光沢感と肌の色素量との関係-,小島伸俊,金子智道,鍋島博英,白石光弘,吉田健一郎,塩見浩之,南浩治,岩木啓,津村徳道,三宅洋一,Optics Japan 2003,pp.240-241 (2003.12.9)
(28) (招待講演)画像に基づく肌の色とテキスチャーのヘモグロビンとメラニン 情報の抽出による解析・合成法,津村徳道ら,第19回NICOGRAPH論文コンテスト pp.1-9 (2003.11.21, 慶応大学矢上キャンパス).
(29) (招待講演)独立成分分析を用いた肌の実画像の解析と合成法,津村徳道,小島伸俊,佐藤加代子,三宅洋一,Visual ComputingグラフィックスとCADの合同シンポジウム2003,pp.117-120 (2003)
(30) (特別講演)可視光領域の分光画像計測とその応用,津村徳道,電子情報通信学会技術研究報告(信学技法),PRMU2003-5,MI2003-5, pp.25-30 (2003).
(31) 偏角分光反射特性に基づく印刷色見本の光沢感再現とその評価,石井徹,津村徳道,宍倉正視,三宅洋一,日本写真学会2003年度年次大会 講演要旨(東京),予稿集 pp.27-28 (2003).
(32) メディカルビジョンの紹介,津村徳道,第1回情報フォトニクス研究会講演予講集 pp.59-63 (2002.10.19).
(33) (招待講演)スペクトラルイメージングとその応用,津村徳道,日本写真学会 サマーセミナー2002 23-32 (2002). ベイス更新を用いたユーザモデルに基づく並列分散画像配信システムの開発,中島朋紀,池田哲男,津村徳道,三宅洋一,情報処理学会 第65回全国大会 1-157-158 (2003)
(34) 偏角画像群からの特徴抽出の基づく質感解析と合成,千葉玲子,津村徳道,三宅洋一,第50回 応用物理学関係連合講演会 (2002.3.28, 横浜) 1084.
(35) 画像ビラミッドを用いた肌の色素成分テキスチャの解析・合成法,佐藤加代子,津村徳道,小島伸俊,三宅洋一,第50回 応用物理学関係連合講演会 (2002.3.28, 横浜) 1084.
(36) バンド間相関を利用した高ダイナミックレンジイメージング,河西将範,藤牧達彦,津村徳道,三宅洋一,第50回 応用物理学関係連合講演会 (2002.3.28, 横浜) 1085.
(37) 顔の3次元形状復元のための眼球反射光を用いた光源方向の正確な推定,ダン ミング グィエン,津村徳道,三宅洋一,第50回応用物理学関係連合講演会 (2002.3.28, 横浜) 1086.
(38) 電子商取引システムのための従来法に高い互換性をもつ分光情報に基づいた色再現法,津村徳道,カンラヤーチャードヒランコン,三宅洋一,カラーフォーラムJAPAN2002, 67-70 (2002).
(39) メディカルビジョンIII -時空間照明変調法による正確な色計測-,横山直広,奥山真寛,中尾大輔,津村徳道,三宅洋一,Optics Japan 2002 (東京) 230-231 (2002).
(40) 銀塩写真とマルチバンド画像の融合による高解像度分光情報取得,藤牧達彦,宮田公佳,津村徳道,三宅洋一,日本写真学会2002年 秋季大会 講演要旨(京都),予稿集 pp.24-25(2002).
(41) 画像入力システム設計のための標準分光画像の作成,藤牧達彦,石井和彦,池田卓,津村徳道,三宅洋一,日本写真学会2002年度 秋季大  講演要旨(京都),予稿集 pp.26-27 (2002).
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/情報基盤と利用環境
研究報告資料
  • 津村 徳道. IT社会のための質感の記録と再現に関する研究. さきがけライブ2004 情報・知能分野 -人間・機械・環境を支える知的情報システムの構築を目指して 講演要旨集 「情報基盤と利用環境」領域 第1期研究者(研究期間2001-2004), 2005. p.23 - 32.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 科学技術振興機構, . 津村 徳道, 河西 将範, 藤牧 達彦, 三宅 洋一, . 画像の取得方法. 特開2004-289585. 2004-10-14
  • H04N   9/04     
( 2 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 津村 徳道, 高瀬 紘一, 三宅 洋一, 中口 俊哉, . 物体の双方向反射分布関数の高速推定方法. 特開2005-259009. 2005-09-22
  • G06T  15/50     

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