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シナプス回路形成機能のゲノム遺伝学的解析と精神研究への応用

研究報告コード R070000177
整理番号 R070000177
掲載日 2008年4月11日
研究者
  • 曽根 雅紀
研究者所属機関
報告名称 シナプス回路形成機能のゲノム遺伝学的解析と精神研究への応用
報告概要 ヒト、マウス、ショウジョウバエなどの多くの生物の全ゲノム配列が決定された現在でも、未だに機能が未解析の遺伝子が多く存在する。ゲノム上の遺伝子の大多数は神経系で発現しているが、そのうちで神経系における機能が記載されているものは少数であり、未同定の重要な機能分子を探索していくことが、脳神経系の機能原理の解明、および脳神経系の機能異常によって起きる様々な精神神経疾患の発症機序と病態解明のために不可欠である。未同定の機能分子を網羅的に探索していくためには様々なアプローチがあるが、その中でもショウジョウバエ遺伝学はある生物学的プロセスにおいて重要な機能を持つ未知の遺伝子を探索するための強力な手法であり、実際に例えば発生生物学の分野では、多くの先駆的な研究成果がショウジョウバエ遺伝学から明らかになってきている。本研究では、ショウジョウバエ遺伝学を用いて脳神経系の機能および病態に関わる新規分子の同定を目指した。特に、われわれがこれまでに明らかにしてきたシナプス分子のシナプスへの局在化機構に関する知見を応用して、シナプスに局在化する分子を遺伝学的に探索するための新しい方法の開発を目指した。
研究分野
  • 遺伝子の構造と化学
  • 中枢神経系
関連発表論文 (1) M. Yoshizawa, M. Sone, N. Matsuo, T. Nagase, O. Ohara, Y. Nabeshima and M. Hoshino: Dynamic and coordinated expression profile of Dbl-family guanine nucleotide exchange factors in the developing mouse brain. Gene Expr. Pat. 3: 375-381, 2003
(2) M. Yoshizawa, M. Sone*, T. Kawauchi*, Y. V. Nishimura, M. Terao, K. Chihama, Y. Nabeshima and M. Hoshino: Involvement of a Rac activator, P-Rex1, in neurotrophin-derived signaling and neuronal migration. J. Neurosci. 25: 4406-4409, 2005 (*: equal contribution)
(3) M. Hoshino, S. Nakamura, K. Mori, T. Kawauchi, M. Terao, Y. V. Nishimura, A. Fukuda, T. Fuse, N. Matsuo, M. Sone, M. Watanabe, H. Bito, T. Terashima, C. V. E. Wright, Y. Kawaguchi, K. Nakao and Y. Nabeshima: Ptf1a, a bHLH transcriptional gene, defines GABAergic neuronal fates in cerebellum. Neuron 47: 201-213, 2005
(4) M. Sone, I. Ibuki, M. Utsugi-Asada, A. Komatsu, Y. Nabeshima: アミロイド前駆体蛋白質と遺伝学的相互作用を示すショウジョウバエ新規遺伝子 第82回日本生理学会大会 仙台(2005)
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/情報と細胞機能
研究報告資料
  • 曽根 雅紀. シナプス回路形成機能のゲノム遺伝学的解析と精神研究への応用. 個人型研究さきがけタイプ 「情報と細胞機能」領域 研究報告会 講演要旨集 第2期研究者(研究期間2001-2004), 2006. p.11 - 12.

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